0007 レイン
ロクはシンシアによってぐちゃぐちゃにされた。
ぐちゃぐちゃになった心はもう戻らない、そう思っていた。
ぐちゃぐちゃになった心は綺麗になった。シンシアに口づけされる度に、心は失くなった。
徐々に欠落していった。
ロクは賓客の部屋で目を覚ました。
「……そういえば、ベッドに縛られたこともあったな。」
ロクはプレイを受けてた。牢に入りながら。
ロクが起きると、毎日することがある。
顔の洗顔である。
ロクはその後中庭に出た。燦々とした朝の太陽の光と牢の中は歴然の差があった。
中庭に誰かいた。
綺麗な私服を着たご令嬢だった。
「女……。」
ロクは首を振った。
牢には男しかいなくなってた。
「もし。」
ご令嬢はロクを見つけると挨拶をした。
「レイベルと申します。これからよろしくお願いいたします。」
レイベルはロクを見ていた。
「……ロクです。」
「ロク様、どうされたのですか?このように早い時間に。」
「太陽が綺麗だなって、思って。」
「そういえばどこから来たのですか?この国の言語を流暢に話しますね。」
「普通は全国家の言葉を話せないのか?」
ご令嬢が悩んでいる間にジュナが来た。
「ロク、探しましたよ。一緒に朝ご飯を食べましょう。」
「ありがとう、話してくれて。また。」
ご令嬢は笑って手を振った。
「ロク、あなたにあって欲しい人がいるの。一回会ってるけどね。」
白いシルクが並ぶ机には、三、四人しか朝食を食べてなかった。
「やあ、レイン、オーウィンだ。野郎にはこのくらいの挨拶でいいだろ。」
レインが軽くロクの手を持っていって握手した。
「おまえに社交方針なんてのぞんじゃねえのよ。」
レインが言った。
「おまえ、シンシニアはしっているか?」
長髪の金色の中、青い両目が光る。




