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オチ:やっぱり仇で返されてた人

気力があるうちに投稿( ̄^ ̄)ゞ 

「す〜」


落ち着け。

いや、落ち着くんだ。

よし、落ち着こう。


きっとこれは何かの間違いだ。



飯塚に殴りかかられたその日の夜。

俺は家に帰って狩人モンスターをやっていた。


先輩に教えてもらった技を駆使してゲームを進めていると、なんとサーバーランク一桁が見えてきたではないか。


「よし!この調子で今日中に一桁ランクを目指す!」


なんといっても今日は金曜日。明日は予定も何もないしこのまま朝までやれば達成できるだろう。そう思っていた。


しかし、ゲームを進めていくと途中で画面がブラックアウトしてしまった。


「ん?サーバーダウンか?」


もう一度ゲームを立ち上げ直すと、そこには見たことのない文字が表示されていた。


『不正行為を確認した為、このアカウントを停止いたしました。このアカウントではもう遊べません』


「んん?」


画面に浮かぶ不条理な一文。


「ん?え?は??」


信じたくない単語が並んでいる。

あまりのことに短音しか発せなくなる俺。


一瞬冗談かと思ったが、何度ログインし直しても変わらない。


「嘘だろ!?なんでだよ!」


俺は何もやましいことはしていない。

絶対何かの間違えだ。確かに短期間でランキングが大幅に上昇したが、それは先輩に教えてもらった攻略サイトにも載っていない方法を駆使したからであって…。ん?



…いや、まさか?

先輩に教えてもらった情報サイトにも載っていなかった経験値稼ぎの方法って、実はバグ技とかだったり?


いやいや、ないよね?

そんなの人に教えないよね?


いや、もし先輩がそれをバグ技と認識していなかったら、どうだろう?

それなら教える、かも。


…。



慌てて先ほど教えてもらった電話番号の描かれた紙を掴む。

そして階段を駆け下りリビングにある固定電話から速攻で水城先輩に電話をかける。


『…はい、水城です』

「ちょっと、水城先輩ですか!?俺です!村井です!早急に確認したいことがありまして!」



『えっ!村井君!?そ、え、いきなり電話かけてくれたんですか!?あわわ、ちょっとまだ心の準備が!?』


何わけわかんない事を言ってるんだ!この先輩は!!

一大事なんだぞ!!


「先輩、今狩人モンスターにログインできますか!?」

『えっ?あ、なんですか?狩りのお誘いですか?』


ちげーよ!!

先輩もログインできなかったら多分あの方法アウトだから確認したいんだよ!


「いや、そうじゃないんですけど、ちょっと確認してもらっていいですか?」


『え?そうですか?ちょっと待ってくださいね…。あ、なんか変な画面になってますね。ログインできないです。サーバーメンテですかね?早く復旧されるといいですね!』


「…先輩。それ、よく文字読んでくださいね」


垢BAN決定。

…終わった。俺の狩人生活。


携帯は壊れるし、ゲームもできなくなるし、なんなのこれ?

俺、何か悪いことした!?









______________________

〜???視点〜


村井が絶望しているちょうどその頃、彼に何度も電話を掛ける女性が一人。


プルルルル。プルルルル。ツーツー。



ー電話は応答がありませんでしたー


「〜〜〜!」

「あー、もう!人が意を決して電話してるのに!なんで優斗は 1ineに出ないのよ!」


彼の知らないところで、また面倒事が増えようとしていた。

沢山のブックマーク、評価、感想本当にありがとうございます!久しぶりですがすごい増えててびっくりしました。

面白かった、少しは期待できそう!と思って貰えたら

下の【☆☆☆☆☆】から評価してもらえると嬉しいです。励みになります(^_^)

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― 新着の感想 ―
[良い点] 更新待ってました。続き頑張って下さい。
[一言] バグ技ができるのは、プレイヤー側の責任じゃなくて、運営側のミスだと思うけど。エラーはともかく、アカウント消すのはやりすぎ。
[一言]  うん知ってた。  どういう事象が起こるかは判らないが、どうなるかは知ってたw  最近思うんだ優斗リア充じゃね?ってね。  まあ作品内で特定の誰かと結ばれるとは限らないから思っているだけで…
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