燐火と一緒に大学まで行く
朝になり俺が起きて大学に行く準備を始めた頃に、呼び鈴がなった、俺がドアを開けた時にそこには燐火が立っていた。
「あ、おはよう今起きたばっかりかな」
「ああ、それでどうかしたの」
「せっかく一緒の大学だからこれから朝は一緒に行こうって思って」
「そうか、なら少し待ってって今行く準備始めたばっかりだから」
「うん、わかった」
俺は待たせるのは悪いので朝ごはんを食べずに家を出てしまった。
「お待たせ」
「そんなに急がなくてもよかったのに」
燐火は笑顔で答えてくれると、俺と燐火は歩き出した。
「昨日は助かったよ、あの後も男共は話掛けて来なかったから」
「それなら良かった、そういえば昨日春香と一緒にショッピングモールに行ったんだって」
「春香ちゃんから聞いたの」
「昨日あいつが講義室から出て行く時に言ってたんだよ」
「そうなんだね」
俺達が歩き出していると今日は春香は来ないのか、電車の改札を通った時に昨日燐火の後ろに居た、男子達が待ち構えていた、男子達は一度俺を見て、燐火の後ろに行き、燐火は俺の隣に居た。
「まあ気にしないで行こうよ」
俺は了解と答え、電車に乗るとスマミーを見て先生から通知が無いって事はまだ寝ているようだ、このまま降りたら大学の先生が寝ている所まで迎えに行かなければいけないと思った、車内は燐火の後ろに付いていた男子共で一杯になり結構窮屈だった、降りる駅に着き燐火と降りて、改札を通ると壁際を見たら春香が立っていた春香は俺達に気が付くと俺達の方に向かってきた。
「もう、遅いですよ先輩ずいぶん待ったんですからね」
「お前こそなんでこんな所に居るんだよ」
「もしかしたら先輩が先に行ってると思って早く来て、講義室に行ってもまだ誰も居なかったんでここで待ってたんですよ」
「そうだったのか」
「それよりも先輩」
俺は春香に連れていかれた。
「なんなんですか、あの男子達は」
「あれは燐火に付いて来てる奴らだ」
「ええー昨日よりも増えてませんか」
俺は後ろを振り返ると、確かに昨日昼に居た奴も居るが、昨日見かけなかった奴も居る。
「まあ危害は加えないだろうし、問題ないだろ」
「問題ありまくりですよ、昨日の放課後、燐火さんとショッピングしてる時まで付いて来る人居たんですからね」
「そうなのか、だがまあ家までは居ないみたいだし」
「ちょっと待って下さい、なんで先輩が燐火さんの家までは居ないってわかるんですか」
「それは燐火に聞いたんだよ、今日の朝偶然一緒の電車になってな」
俺は春香に嘘を吐いてごまかした、燐火が俺の隣に引っ越してきたって知ったら。
「それよりも早く行くぞ、燐火を待たせるのは悪いからな」
「あ、そうですね」
俺と春香は燐火の所まで行き、その後に燐火の後ろに居る男子達も付いて来る。
「昨日はありがとね春香ちゃん」
「いえいえ私もいい場所を教えて貰ったので」
春香と燐火が楽しく話しているので、俺は横に歩かないで二人の後ろから付いていく、そして俺はある事を思い出した。
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