朝に隣の家の女性と大学に行く
「こんな朝早くからお出かけですか?」
「まあ、貴女と同じ大学ですからね」
「そうなんですか、なら一緒に行きませんか?」
「そうですね」
俺は了承すると、俺のスマミーに一件の通知が入っていた、そこには今日は起こしに来なくていいと書いてあった、先生は今日は早起きしたみたいだな、俺は彼女と歩き出した。
「そう言えばまだ名前を聞いてなかったですね」
彼女が俺に聞いてきて、名前ぐらいなら大丈夫と判断して俺は自分の名前を言った。
「俺は神宮健人です」
「そうですか、私は山田燐火って言わなくても一緒の大学なら知ってるか」
「そうだな、よく学食で男に言い寄られているのは見るが、名前は今初めて知ったな」
彼女の名前を今初めって知ったと言った時彼女は信じられない顔になっていた、彼女は歩いていた歩を止め、俺の顔を見てきた。
「そんな、大学の男共は皆私の名前を知ってるって聞いたのに」
「まあ、俺は大学では暗い奴に見えてるからな、俺以外なら知ってるんじゃないか」
「貴方どこの学科取ってるの」
「現実と想像」
「なら、私が見たこともないわけだ、それよりよくそんな学科に入れたわねあそこ天才の領域じゃな
いと入れないって聞いたけど」
「まあ、頭はいいからな」
「そうなんだ、それじゃあさ今日の昼一緒に学食来てよ」
「えっなんで」
「最近大学の男共が寄ってきてうんざりしてるの、君なら話やすいしそれに私の事はあまり知らなかったみたいだから安心したのだからお願い」
燐火は頭を下げてきた、それを通行人が見てきていて、俺がどうしようかと悩んでいると、どこからか先輩と言う声が聞こえてきた、俺は後ろに振り返るとこちらに春香が向かって来ていた、春香が俺の横に来ると俺の隣に居た人物を見て驚いた。
「ええー何で貴女がこんな所に居るんですか」
「お知り合い?」
「ああ、後輩だ」
「貴女も現実と想像の講義取ってるの?」
「まあそうですね、それより先輩なんで今日は通話してくれなかったんですか」
「昨日は講義室に居なかったからしたんだ、大体朝ぐらい自分で起きろ」
「別にいいじゃないですか、ほら早く行きましょう」
「あ、ちょっと待ってまだ答え聞いてない」
「ああ、まあ今日ならいいかな」
「本当ならお昼に講義室に行くから待っててね」
そう言うと燐火は一人で歩き出し大学に向かったここからなら一緒の電車だろうと考えていた。
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