思い知らせてあげるわよ
※ちょっと百合要素で微エロ表現あります。ちょっとだけですけど。うん。ほんのちょっと。
「あ、そうだ!」
固まっていたあっちゃんは何かを思いついた様で、手をポンと叩いた。
「はるたん。貴方は中身が男だと言い張るんならこっちにも考えがあるわ。」
フッフッフと笑ってはいるものの目は全然笑っていない。
あっちゃんはすぐにメリーとユアに耳打ちすればメリーの目は輝き、ユアは驚きの表情を見せる。
「ええ、確かに……。これは元日本人の私達にしか思いつかないわよね。」
黒い笑顔でメリーも頷く。
ユアを見れば何処か照れた様にもじもじしている。
(嫌な予感がする。)
くるりとあっちゃん達に背を向ければ、ガシリとメリーとあっちゃんにレノアは肩を掴まれてしまった。
「あら、レノア様?逃がしませんことよ?」
「ええ、ええ。先ずは貴方に女の子だって事をしっかり思い知らせてあげますわよレノア様。」
ユア!とメリーがユアを見ればユアも顔を赤らめながらコクコクと無言で肯き私もちょっと恥ずかしいけど、頑張ります!とガッツポーズをしていた。
(……ユアまで……。)
抵抗しても多分無駄なのだろう。レノアはがっくりとうな垂れると、了承と取ったのだろう。あっちゃんは満足げに今度はニコニコと笑っていた。
ーーーーーーー
で、これは一体……。
レノアは目の前に用意された薄い下着を手に持つと溜息を吐いた。
殆ど肌が透けて見える下着は、かろうじて大事な所だけキチンと隠れる仕様になっている。
(これって……よくエロ本とかに出てくる下着じゃん。)
「ねえ……あっちゃん。私にこんなの見せてどうするの?」
「第1テストよ!はるたん!これ見てムラムラくる?」
ペイッとレノアは下着から手を離し、再び溜息をつく。
「別に?寒そうとかしか思わないよ?」
「うん。クリア!」
次!とあっちゃんが声を出せば、バッとリリアン姉妹付のメイド達が出現してレノアをあっという間に大浴場に連れていき衣服を脱がせ始めた。
「え!?あ、ちょっと!やっ!」
パッとメイド達がレノアから離れると、レノアはタオル一枚だけのあられもない姿になっていた。
「ちょっ!あっちゃん!メリー!!酷い!」
顔を真っ赤にしたレノアは涙目であっちゃん達を見れば、黒い笑顔をしたメリーがうふふとわらう。
「大丈夫よ、はるたん。1人にしないから……。」
そう言うとメリーはバッと服を脱ぎ真っ裸になってしまった。
「え?め、メリー!?な、何してるの!?」
慌ててあっちゃん達の方を見ればそこには既に裸になって仁王立ちしているあっちゃんが笑っていた。後には恥ずかしそうにタオル一枚で身体を隠してはいるもののやっぱり裸のユアまでいた。
「ちょっ!あっちゃん!?前!前くらい隠してよ!!年頃の女の子でしょ!?」
あわあわとレノアが慌てると、あっちゃんは今度はセクシーポーズを取ってウインクしてきた。
(な、何してるの?この子頭大丈夫か!?)
やっぱりあわあわと何かあっちゃんの前を隠すものがないかとレノアが慌てて要ると、メリーがガシリとレノアを掴んだ。
「はるたん。私達の裸みてどう思う?」
やけにレノアにそこそこ育った胸をメリーはくっつけてくる。
「ばっ!バカやってないで!なんで皆で裸になってんだよ!?風邪ひいたらどうすんだよ!」
「あら、はるたん。これもクリアよ。」
何時の間にかレノアに近づいていたあっちゃんは、これならどう?と突然レノアの良く育った山二つを揉み出した。
「にゃっ!やっ……あっ。」
突然の刺激にレノアは変な声を出してしまった。
「やーだ、はるたん。そんな可愛い声出したらゾクゾクしちゃう。それに、はるたん意外に大きいのね……。」
あっちゃんが悪い顔をしていると、私も触りたーいとメリーも手をワキワキとさせて参加してくる。
「ちょっ!やぁ、やぁだーーー!!」
大浴場に木霊するレノアの叫びを聞きながらユアは1人、顔を物凄く赤らめ湯船につかりながらひっそりレノアに合掌していた。
ここまでお読みくださりありがとう御座います。
誤字脱字すいませんとありがとう御座います!
また発見有ればお願いします。
作者も気をつけます!




