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半分獣の俺が異世界で最強を目指す物語  作者: 福田 ひで
第五章 金と欲望の街カルシナシティ
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エピローグ 黒の来訪者

「久しぶりだなこの街も」


俺は絶対かつ達を追ってとうとうカルシナシティまで来てしまった。


「あいつどんだけ色々行ってんだよ。おかげでこっちは長旅になっちまったぞ」


これもあいつらを見つけて戦えればスッキリするだろう。


「さあ〜ってあいつらはどこだ〜」

「あれ?お前は………ガイか?」


俺は名前を呼ばれた方向に視線を移した。


「まさかお前風間か!?久しぶりだな!ちょうどいいや、今俺中々戦えなくてストレス溜まってんだよ。戦おうぜ!」

「お前は相変わらずの戦闘狂だな」

「おいおいちげえよ。前にも言っただろう?俺は、強さを求める旅人だって」

「そうだったな。それで今日は何しに来たんだ?」


俺は風間に言われて当初の目的を思い出す。


「あ、そうそうお前絶対かつを知らねえか?そいつと戦うためにここまで来たんだけど中々会えなくてよ」

「絶対かつ……さあ?知らないな」


その時風間の口元が少し笑ったように見えた。


「お前……何か隠してないか?」

「だから知らないって言ってるだろう。それじゃあ俺仕事があるからじゃあな」


そう言って風間がその場から立ち去ろうとする。


「ちょ、待て!風間!」

「頑張って〜!」


そう言って風間は行ってしまった。


「ちっ!あいつ何隠してやがんだ?て、そんなことよりアイツらを探すか」


俺はすぐに思考を絶対かつの居場所について切り替えた。


「今は大体朝の11時……てことは宿屋に居るかもしれねえな」


俺はとりあえず絶対かつの情報を得る為に宿屋を片っ端からあたった。

そして泊まってる宿屋を突き止めることができたが……


「はあ!?もう居なくなっただと!」

「はい、先程チェックアウトを済ませて出掛けてしまいましたよ」


ちっ!一足遅かったか!


「あいつらはどこに行った!」

「あなたはあの方たちの仲間なんですか?」

「はあ!?そんなのどうでもいいだろう!」

「仲間じゃないなら教えることはできません。最近は治安も悪くなり厳しくなってるので」


結局教えてもらう事はできず振り出しに戻った。


「くそっ!結局なんにも分からねえじゃねえか!」


こうなったらシラミ潰しに行くか?

いや、あまり遅いとカルシナシティを出ちまうな。

ていうかもう出てる可能性もあるな。


「ああ!くそ!考えるのはただでさえ苦手だっていうのに」


悩んでてもしょうがない。

とりあえず聞き込みでもするか。

そうしようと思い街に向おうとしたその時異様な気配を後ろから感じた。


「っ!?」


俺はすぐに後ろを向きその正体を目に捉えた。


「これは……とんだサプライズゲストだな!黒の魔法使い!」


そいつはニヤリと笑いその瞬間戦いが始まった。



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