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半分獣の俺が異世界で最強を目指す物語  作者: 福田 ひで
第十三章 開幕!島王選
301/827

その二十四 君を助けに来た

「何と言うことでしょう!ここでまさかのマッチングです!ピンカ選手とイナミ選手が赤チームと接触してしまいました!これはピンチだ!」


突然の進展、その急展開に観客はざわめき王の一人は笑い声を上げていた。


「ガッハッハッハ!これぞまさしく絶体絶命だな!そう思わねえか!風間!」

「ん?何だ?考え事してて聞いてなかった」


風間は話しかけられたことで意識をそちらの方に向ける。

対してカノエはそんな風間を見て呆れ気味に言う。


「お前、こんな時に何考えてるんだよ!俺達の部下が切磋琢磨して頑張ってるのにぼーっとしてんじゃねえよ」

「分かってるよ。別にずっとぼーっとしてた訳じゃない」

「しっかりしてくれよ。この状況をどうするかによってどっちかのチームの勝利に大きく関わるんだからよ」


―――――――――――――――――

「ほらほら、どうした!逃げてばかりじゃ俺達は倒せないぞ!」


赤チームは現在ピンカとイナミを倒すために攻撃し続けていた。


「っ!やばい!ピンカ、ここは一旦引こうよ!」

「はあっ!冗談じゃないわよ!なめられっぱなしで引き下がれるわけないでしょ!」

「流石に人数差がありすぎるって!ここで倒れたらチームへの負担も大きくなる!ここは引くのが最善策だよ」

「だったらあんたが1人で逃げなさいよ!私はあいつらを片付けるから」

「だから―――――」


二人の言い争いがヒートアップする中、その時近くで雷が落ちる。


「おいおい逃げてんじゃねえよ!俺と戦おうぜ!」

「待て、ガイ。1人で突っ走るな。常に俺達の近くにいろ」

「んなことしなくても俺はやられないぞ」

「念のためだ。数はこちらが勝ってるとは言え相手は十二魔道士。ピンカのオリジナル魔法も分かっていない状況で迂闊に行動するわけにはいかない」

『今回はオリジナル魔法を使う魔法使いが多い。普段の島王選とは内容が異なるがここまでオリジナル魔法を使うのは非常に珍しい。ピンカも出場回数が多いが1度もオリジナル魔法を見たことはない。持ってないあるいは隠し持ってる可能性が高い。警戒すべきだな』

「相手の逃げ場を無くすように攻撃しろ!そうすれば後は簡単に倒せる」


ザザミは冷静に状況を分析し、周りに適切な指示をする。

それをサラは客観的に眺めていた。


「なるほどね、戦いの判断力と相手を追い詰める冷徹さ、確かにリーダーに向いてるかもしれないね」

「おい、サラ!何ぶつぶつ言ってんだよ!お前は戦わないのか?」


ガイが呼びかけるがサラはヤル気が無さそうに答える。


「あたいはこういうのは苦手でね。1対1の状況なら良いけど、多勢に無勢ってのは好きじゃないからね」

「まっ俺も1対1で戦いたいけどよ、まだ誰とも戦えてないから全然満たされねえんだよ。だから、俺は行ってくるぜ!」

「あいよ、頑張ってきな!」


すると、ガイは張り切ってピンカ達の所に向かう。


「さて、一応籠の回りを警戒しておこうかね」


――――――――――――――――――――――――――


その時何処から雷が落ちる音が聞こえてきた。

この音はもしや。


「かつ後輩!今の音って…………」

「ああ、多分どっかで戦闘が始まってるな」

「もしかして、赤チームに会ったのかも。流石に人数差がありすぎます。助けに行きましょう!」


そう言ってミカが音のする方に向かう。


「待て!」


俺はすぐにミカを呼び止めると、その言葉にミカは足を止める。


「何でですか?仲間がやられてるんですよ!行かないんですか?」

「分かってる。でも、ここで助けに行ったら分かれた意味がない。それに、もし到着した頃にやられてたらどちらにせよ人数差でまたやられる」

「でも、このままじゃ本当にやられますよ」

「大丈夫だ。多分あいつらが向かってくれてるはずだ」

「あいつらって他の先輩達ですか?」


俺はその言葉に頷いた。


「ああ、あの方向は多分ピンカ達が向かった方向だ。だとするとマイト達が必ず助けに行ってるはずだ。だから、俺達は補給場所を探す」

「分かりました。確かに無駄死にするよりはマシですね」

「言い方はあれだけど大体そういうことだ。行くぞ!」


補給場所はおそらく魔法陣があるはず。

魔力を感知出来れば良いんだけど、走り回ってる時に魔力を探るのは集中力を使うな。


「かつ後輩!あそこ!あそこから魔力を感じますよ!」


あっ出来る奴が居た。


「本当か!あっちだな」


俺達はすぐさま魔力を感じた場所に向かった。

すると、そこには魔法陣が現れていた。


「やっぱり魔法陣があったのか。それで、これはどうやってボールを出すんだ?」

「任せてください。こういうのは大体魔法を当てれば良いんです!」


そう言ってミカは躊躇うことなく魔法陣を出現させる。


「へ?お前何して――――」

「アイスガン!」


その瞬間、魔法陣に向かって魔法をぶつける。

迷いのないその行動に俺は止める隙さえ与えてもらえなかった。


「っ!?ちょ、バカ!お前バカだろ!何で魔法ぶつけたんだよ!」

「こう言うのは叩けば大丈夫って聞いたことがあるんです」

「それは違う!魔法陣は叩かなくてもいいの!おいおいもしかして壊れてないだろうな」


俺は恐る恐る攻撃された魔法陣を見る。

だが、魔法陣は傷1つついていなかった。


「ふうーあぶな。壊れてなくてよかった」

「そうですか。なら、もう1度」


そう行って再び魔法陣を展開させようとするミカを、今度こそ全力で止める。


「バカバカバカ!何で攻撃するんだよ!」

「だって魔法陣を壊さないとボールが取れないでしょ」

「いやいや、違うだろ絶対。ほかにやり方があるはずだ。んーっと触れればいいのかな?」


俺は光輝く魔法陣を触れた。

その瞬間、魔法陣が白く輝いた。

そして、魔法陣の中から白いボールがドンドン排出される。


「おー!こうやってやるんですね」

「いや、普通そうだろ。にしても全部で10個か。何かこれ以上魔法陣に触れても出ないし、何かしらの制限があるみたいだろ」

「1回使ったら少し待ってからじゃないと使えないってことですか?」

「多分な。どれくらい待つかは知らないけど、多分そんな時間はかからないだろ。長過ぎると第3競技が終わっちまうからな」


て言うか、このボール持ち運ぶのめんどくさいな。

専用の入れ物でもあればよかったんだけど、そういうのも特にもらってないしな。


「そういえば、この第3競技は何分間やるんでしたっけ?」

「えーっと………あれ?そういえば、言われてないな。まあ、前の競技もそうだったけど説明されてないところとかあったしな。今回もそのパターンだろ」


正直時間制限が明言されて無い分すぐに終わるわけじゃないから、こっちとしてもゆっくりと考えられるからいいけど。


「てことは制限時間は秘密ってことですか?そんなことあります?」

「まあ、確かにただの時間だったら秘密にする必要もないよな。だとすると何か別の条件で終了するってことか?」

「籠の中に一定数ボールを入れるとか?」

「もしくは、ボールが無くなったらとか。どっちにしろとにかく籠の中にボールを入れまくればいいってことには変わらない。とりあえず、後もう1つは補給場所を見つけよう。ほいっ」


俺は先程手に入れたボールの一部をミカに手渡す。

するとそれを受け取ったミカがボールをまじまじと見る。


「にしても、これ普通のボールですね。何か特別変わった所も無いような………」

「そういえば、このボールって自分の籠に入れたらどうなるんだろうな」

「確かに、相手のポイントになったりするんですかね」


俺は少し気になって入れようと思ったが、流石に相手のポイントになったらまずいので何とか思い止まった。


「変なことはせずに早く行くか」

「ぽいっ」

「っ!?おまっ!入れるなよ!」


その時、籠の中に入ったボールが弾かれるように外に出された。


「入らなかった?」

「自分のチームのボールは籠の中に入らないみたいですね」

「はあーよかった。やるにしてもいきなりするなよな。こういうので逆転されるなんてことあるんだからな」

「ちょっと気になっちゃって」


そう言うとミカは悪びれる様子もなく舌を出して、ついといった様子を見せる。


「とりあえず、せめて後1つの補給場所を見つけるぞ。もしそれが出来たら、戦ってる仲間を助けにいこう」

「はい!!」


――――――――――――――――


そのころピンカ達はサザミたち相手に何とか耐え忍んでいた。


「くっ!はあ、はあ………」

「予想以上に粘るなピンカ。だが、もう限界だろ。今楽にしてやる」

「ピンカ!」

「うるさいわね!大丈夫だって言ってるでしょ!」

「大丈夫って………」


ピンカの体は様々な魔法を受けてボロボロになっていた。

それを見てイナミの不安はどんどん大きくなっていく。


『俺が戦わなきゃいけないのに。でも………駄目なんだ、ピンカの前だと萎縮して上手く魔法が出せない。まだ、恐怖が消えてない』


「っ!?」


その時イナミの方に魔法が放たれる。


「ちっ!ライジングサンダー!」


ピンカの魔法によってイナミは何とか攻撃を受けずに済む。


「隙ありだぜ!サンダーボルト!」


それを狙ってか、ガイの魔法がピンカに直撃する。


「があああ!」

「ピンカ!!」


痛みで思わずピンカが声を上げる。

流石のピンカも魔法を何度も喰らって無事なワケがない。

荒い呼吸をしながらもその目は相手を見据えていた。


「はあ……はあ……やってくれんじゃないの。上等よ全員私が片付けて上げる!」

「ピンカ!もう無理だ!諦めて逃げよう!」


イナミは逃げようとピンカの手を取ろうとするが、ピンカはそれをすぐさま振り払う。


「まだ居たのあんた!早く消えなさいよ!足手まといがいるとこっちも戦いにくいのよ!」


そんな二人の様子を見ていたサザミが余裕な笑みを浮かべる。


「この状況でまだ仲間割れをするか。ここまで来ると、逆にすごいな」

「サザミさん、もう十分ダメージを与えられたと思うし、ここでもうやめませんか?」


不安げな声で提案をするナズミに対して、サザミは突き放すような言葉を使う。


「駄目だ。見るに耐えないなら何処かに言ってろ」

「っ!でも…………」

「ナズミ、言ったでしょ。ここは戦場なの甘さは捨てなさい。大丈夫、殺す訳じゃないわ」

「お姉さま………ごめんなさい。私は覚悟がまだ足りてませんでした。私も戦います」


全員がピンカに止めをさすために魔法陣を展開する。

それを見てイナミは更に焦りを感じる。


「早く逃げよう!本当にやられるぞ!」

「だから、大丈夫だって言ってんでしょ!雑魚は早く逃げなさい!」


そう言ってイナミを蹴飛ばす。


「痛っ!何すんだ…………」


その時、ピンカがこちらを鋭い視線で睨み付けていた。

その目を見た瞬間イナミは沸々と怒りがこみ上げてくる。


『な、何だよそれ。俺は心配してるのに、何でそんな目で睨むんだよ。分かったよ、だったら逃げてやるよ。恨むなよ、やらせたのはお前なんだから』


すると、イナミはそのまま走って逃げてしまった。

ピンカはそれを見て少し息を吐いた。

そしてサザミはそんな二人を見て笑みを抑えることが出来ずに笑みをこぼす。


「クフフフッ最後の最後まで滑稽だな。仲間にすら見放されるなんてな」

「そう?邪魔者が居なくなって戦いやすくなったところよ!」


そう言って、魔法を展開させる。


「ピンカはお前はバカだか、中々強かったぞ。さらばだ!!」


その瞬間、一斉にピンカに魔法が襲いかかる。

その圧倒的なまでの量にさすがのピンカも受け入れるようにその場で立ち尽くす。


「ちっ!ここまでか…………」


そして、目を閉じる、その時だった。


「させるかぁ!!!」

「っ!」

「リストタイフーン!!」


その瞬間、大規模な竜巻が赤チームを吹き飛ばす。

突然の乱入で動揺する中、イナミは驚いた顔をしているピンクの元へと駆け寄る。


「な、何でここに居るのよ」

「今がチャンスだ!逃げるぞ!」


そう言ってピンカの手を引っ張る。


「な、何で帰ってきたのよ!逃げろって言ったじゃない!」

「仲間を置いて逃げるわけないだろ!!俺だって、十二魔道士としての誇りがあるんだ!」

「っ!」


確かな決意と覚悟、以前のイナミとは違うその姿にピンカが驚く中、今なお吹き飛ばされている赤チームが動く。


「ちっ!何だ!?」

「おいおい、急に竜巻が現れたぜ!」

「うおー!飛ばされるー!おもしれぇ!」

「バカ言ってんじゃないよ!ハイソウルウィンド!」


サラの魔法によって竜巻が打ち消される。

それにより赤チームは体を地面につけることが出来た。


「やっぱり持たないか。とりあえず、ここから離れよう」

「わ、分かってるわよ!いつまで手を掴んでんのよ!」


そう言ってピンカはイナミの手を振り払う。


「とりあえず、この物陰に隠れよう」


ピンカとイナミはすぐさま木の影に隠れる。


「はあ、はあ、くっ!」

「大丈夫!?やっぱりひどい怪我してるじゃないか。ごめん、俺のせいで」


心配そうに見つめるイナミに対してピンカは静かな口調で問う。


「……………何も出来ないくせに何で戻ってきたのよ。恩でも売りたいわけ?仲間って言えば私が言うこと聞くとでも?」

「そんなんじゃない。覚悟を決めたんだ」

「あっそ、でもあんたが足手まといなのは代わりないから。自分で戦おうとしない人に助けられても迷惑なだけだし」


そう吐き捨てるピンカに対してイナミは正直な気持ちを語る。


「怖かったんだ。ピンカに魔法を見せたら、もっと言われるんじゃないかって、そう思ったら魔法が使えなかった。でも、もう何を言われたっていい。もう逃げたりしない、だから一緒に戦わせてくれ」

「今更何?怒られるのが怖くて魔法も使えなくなる人に背中を預けろって言うの?」

「ピンカ、俺達は性格も育った環境も好きなものも違うけど、でもシンラ様を王にしたいって思いは一緒のはずだ。自分のためじゃない、シンラ様のために一緒に戦ってくれないか?」


そう言って、イナミはピンカに手を差し出す。


「あんたはいつも当たり前の事を自信満々に言うわよね」

「うっ!分かってるよ。こんなこと普通のことだって」

「ふんっ!別にあんたが居なくても楽勝だけど、シンラ様のために協力してあげる」


そう言ってイナミの手を握った。

この瞬間、初めて二人は十二魔道士としての一歩を共に踏み出した。


「そこか!!」


その時隠れていた木が吹き飛ばされる。


「くっ!やっぱり、諦めてないか」

「がっはっは!逃がすわけないだろ!お前らを倒せば後はごり押しでいけるからな!」

「イナミ!自分の事は自分で守りなさいよ!」

「分かってる!」

「クフフッやっと克服したのか?だが、今更戦えるようになったからと言って、この人数差を覆すことは出来ないだろ!」


その瞬間、一斉に魔法が放たれる。

その魔法をピンカとイナミは何とか防ぐが人数差によって少しづつダメージが蓄積されていく。


『くっ!流石にこの人数差はきつい!』


「これで最後だ!アイスクラッシュ!」


その瞬間、サザミの魔法が2人を襲う。


「っ!くそ!」

「っ……………?」


ピンカは目を瞑るが痛みが来ないことを不思議に思いゆっくりと目を開ける。


「ここまでよく耐えたな。後は僕に任せろ!」

「ま、マイト!?」

「何であんたがここに居るのよ!」


突然のマイトの登場に困惑しながらも、マイトは二人を守るようにして前に出る。


「爆発音がしたからな。何かあったと思って急いできたんだよ」

「私も……助けに……きた」


ツキノも到着し、先程の劣勢とは違った状況になる。


「増援がもう来たか。まっここまで派手にやれば気づかれるか」

「がっはっは!楽しくなってきたな!」

「これ以上、僕の仲間に手は出させないよ」

「ちょっとマイト!邪魔しないでよ!あいつらは私が片付けるの!」

「相変わらず元気そうでなによりだ。でも、本当に強いやつは引き際ってものを理解してるはずだよ。ピンカの体は今は無理していい状態じゃない」

「っ!うるさいわね!あんたに言われなくても分かってるわよ!」

「一緒に……逃げよう…」


ツキノはピンカを引っ張ってここから逃げようとする。


「待てよ!逃がすわけないだろ!」


そう言って、ガイがツキノの前に立ちはだかる。


「退いて………」

「退かねえって言ったら?」

「退いてもらう………」


そう言ってツキノは魔法陣を展開する。


「ライトニングアロー………」


その瞬間、高速の矢がガイの横を通りすぎる。


「っ!なるほど、それがお前の得意魔法か!」

「次は………当てる……」

「ガイ!あんまり遠くに行くなと言っただろ!」

「分かってるよ!安心しろよ!そんな遠くには行かないからよ!」


すると、ピンカが前に出てくる。


「ピンカ!」

「なめられっぱなしで終われるわけないでしょ」


立ちふさがるガイに対して、ピンカとイナミとツキノが対峙する。

それを見たマイトは三人に言葉を投げかける。


「お前ら!ガイは任せたぞ!こいつらは僕が足止めする!」

「俺達を止められると思ってるのか?」

「止められるから言ってるんだよ」


マイトはサザミ達を前にして迷いなく言い切った。



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