第四十四話 ファーストジョブ
さあ!
迷宮育成だ!
( ̄Д ̄)ノ
てか間違えてボタン押したら投稿されてました
( ̄◇ ̄;)
第四十四話 ファーストジョブ
☆迷宮カトリーヌ
コントロールルーム
翌早朝、アラクネの様子を見て安心した後、俺とカトリーヌはコントロールルームでジョブの最終的な選択を行っていた。
今回選択するのはいわゆるファーストジョブと呼ばれる物で、この後さらにサポートジョブを付けていく事になる。原理的にはダンジョンコアから力の移譲を受ける形になるのだが、先を読みながらの選択が必要だ。
「う〜ん、ここはやはり呪術士かな」
「…最初はやはり呪術士か召喚士かな…」
そう、どちらもモンスターを呼び出せるのだ。そして戦闘をしなくてもレベルアップできる生産職に近い特性を持っている。
ブレアとエレノアさんは俺達二人の話に耳を傾けているが、信頼されているのか特に言う事は無いようだ。
と言うより、やって見なければ分から無いと言うのが正しいのだろう。
「よし! では呪術士でいこうじゃ無いか!」
「…分かった。では動か無いで」
そう言うとカトリーヌは俺に手を翳し、そっと魔法円を展開する。
淡い光が俺を包み、何が流れ込んで来る様だった。
(コレは…知識なのか?)
すると〈キンッ〉と言う音と共に何が固定された。
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ダンジョンマスター
Level01
椎葉 真 21才 ♂
LIFE
♡♡♡♡♡♡♡♡
HP056/056
SP254/254
MP00100/52680
♢ジョブ
・呪術士LV01
♢スキル
・付与魔法LV1
・土偶創造LV1
・魔力封入LV1
*コロナ社土地建物管理開発部員
*ハイエルフの加護
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「……出来たのか?」
「…成功…これからだね?」
取り敢えずカトリーヌから譲渡されたマナは100Pほど、多少は迷宮内も弄れるのか?
主なスキルは二つ
付与魔法と土偶創造である。
まあ、これで俺やブレアを強化できる。
いざという時の急場は凌げるだろう──と思いたい。
すると、エレノアさんが報告をして来る。
「椎葉、詳しくはまだ調査中ですが、岩の迷宮でかなり強力なモンスターが出現したそうです」
「……えっ? それは俺達が仕込んだモンスターでは無いんですか?」
「……どうやら遥かに危険なモンスターが召喚されていた様ですね。恐らくは魔界の住人でも上位に入るバルログ、ヘルハウンドあたりの様です」
「……岩の迷宮の偵察部隊はどうなりましたか?」
「全滅ではない様ですが、かなりの損害を出しているようです。そして、今朝、新たな増援が開拓村から送り込まれたとの報告がありました」
どう言う事なんだ?
いったい誰が
しかも高位の召喚士が居るのか?
ダメだ。
情報が少なすぎる。
「そして沼の迷宮でも大量の瘴気が溢れ出し、同じく増援が送り込まれる様です」
「沼の迷宮でも…ですか」
「それと複数の侵入者がこの森の中に潜している様です。とても今の人員では把握する事は困難なレベルでです」
つまりジュール大森林は大混乱だと言う事なのか
願ったり叶ったりではあるが
「これで暫くは時間が稼げるでしょう。ではこれより今日の作業に掛かろうか」
「…うん、やる事は変わら無い…から」
「そうです〜今日もいっぱい勧誘しちゃいますよ〜☆」
そうだ。
ここは落ち着いて計画を遂行するしか無い。
俺達はフロア01の階段部分に移動した。
♢フロア01 階段[1/1]
俺はTABLETを開き今日の工程を伝える。
現在の2B(2m×2m)洞窟型の通路はおよそ一時間で300m〜400m穿孔出来る。今日は4工程だからフロア02がほぼ出来上がる。
「カトリーヌ、マップはデータから参照してくれ。フロア05までは脇目も振らず迷宮造りだからな」
「…了解……ダンジョンモンスターはまだいいの?」
「かまわん。どうせまだ開店休業状態だからな。それを最大限利用させて貰おうじゃないか」
カトリーヌに階段を設置させ、今日の工程を開始する。
第6工程から第9工程だな。
テトテトと歩いて行くカトリーヌを見送り、俺はブレアを呼ぶ。
「今日も動物の勧誘だ」
「は〜い☆ 大ネズミさんと、後はそろそろモンスターも勧誘してみま〜す」
そう言ってブレアはヒュンと飛んで行く。ここから暫くはブレア頼みだからな。
と思ったら洞窟ウサギのコロニーに顔を出して何やらやっている。よほど気に入ったみたいだな。
何気にカトリーヌとエレノアさんも朝顔を出して堪能していた様だ。いや、良いんだけどね。
因みに洞窟ウサギを飼うにあたってブレアと約束したのほ食料となる物を探しだしてダンジョン内で育てる事だったのだが、今、コロニーの中には人参みたいなのが埋まっている(葉っぱの部分しか見えない)。
カトリーヌか地面を柔らかくしてやったらしい。まだ増えてはいないのだが、コッソリ一本抜き、ジッと手に取って視ると──
「これって野生の人参みたいだな」
この時は誰も気が付かなかったのだが、これは極上の朝鮮人参だった。しかも豊富なマナの影響を受けて、品質はこの世界でもトップクラスになっていたと言う嬉しい誤算付きに、思わず笑顔が綻ぶ事になる。
さらにそれを食べた洞窟ウサギが──それはまあ良いか。
因みに大ネズミや洞窟ウサギ、色々な小動物や植物からもマナは回収出来たりなんかする。自然回復するHPとSPの総量から、対象にもよるが一割から三割ほどが吸収出来る。
現在のカトリーヌに於いてはランク0と呼ばれる存在だが、これが結構侮れない。
このまま洞窟ウサギ牧場化して観光地にしても良いかも。この世界では凄い人気が有りそうだしな。
人が来て滞在するだけでも効果があるからな。
因みに人間がこのダンジョンから吸収される事を[迷宮酔い]と読んでいる。慣れないと少し体調を崩す者もいるそうだ。
そして、よくよくエレノアさんを見てみると、何だか着ている者が違う。
どうしたんだろ?
「あの…エレノアさん、その格好は」
するとニコリと微笑み、背中の長い二等辺三角形のバッグから弓を取り出して見せてくれた。
「本部の許可を取りました。私もこのダンジョンの一部となりいざという時は椎葉と共に戦います」
「……その、良いんですか? 僕とブレアはその…カトリーヌが無くなれば終わりなんですから当然なんですけど。エレノアさんはまだ帰還できるんですよ?」
すると、エレノアさんは首を横に振り
「帰還出来るのは椎葉も同じですよね。その為の緊急脱出マニュアルもある筈です。それでも椎葉はここに残って戦うつもりなんですよね。だから呪術士を選んだ」
それはそのつもりなのは間違いない。呪術士は自らを強化出来るしな。何気に宝石や水晶にマナを術式と共に封入出来るのも戦闘に役立つし。
「良いんですか? 僕はダンジョンマスターです。ダンジョンコアを護る為なら何だってするんですよ?」
「なら私はダンジョンを守護するエルフの一員ですから♡ なんらおかしくはありませんね」
その笑顔には強い意志が籠っている。
俺は一つ溜息を吐き、そっと手を出す。
「ここは激戦になります。それでも後悔しないなら──是非に」
そしてエレノアさんは力強く俺の手を握り返して来た。
「こちらこそ」
そう言ってエレノアさんは周辺の索敵と探索に出て行った。
因みにエレノアさんのジョブはエルフレンジャーと精霊術士の二つ、いわゆるダブルと言うヤツだった。
やっぱり優秀なんだな。
美人だし
てか今の所ではブレアが中ボスでエレノアさんがラスボス扱いだな。
俺はレベル1だし。
何気にモブでザコモンスター枠だったりなんかする。
早くモンスターに定着して貰いたいな。




