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ダンジョンコアメンタルは恋をしない  作者: 菜王
第一章 迷宮を作ろう!
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第十一話 ダンジョン作成の前に

第十一話 ダンジョン作成の前に



俺は周囲を丹念に調べ幾つかポイントを絞っていた。そして今はその内部構造を調べている。どこも一長一短だが、先ずは周囲の土地より勾配がある事が第一だ。少し盛り上がり木々が覆い、少し周辺に開けた空間があるのが望ましい。


「ここら辺りかな」

「確かにここなら雨でも水も入り込みませんし、周辺に木々もあり、風を防ぎつつある程度目隠しにはなりますね」


そう、俺は周辺からも魔獣を取り込むつもりだから、環境には注意が必要だ。特に五層目までは周囲と一体化させたいと思っている。


そして俺は丹念に地下構造を調べていった。地脈と龍脈の重合点を探しだし、採掘可能な鉱脈の確認も併せて行う。


♢♢♢


数時間後


付いてきたエレノアさんが呆れるほど時間を掛けて、俺はポイントを選び出した。


「……椎葉さんは…補欠の補欠だとお伺いしておりましたが、その評価にはいささか疑問を持ちました」


少し疲れ気味(表面上は全くわから無いが)なエレノアさんに微妙にディスられてる気がするが、評価が少しは上がったのだろうか?


兎にも角にも俺はダンジョンコアを定着させる場所を決め、カトリーヌとブレアを呼び寄せる事にした。従魔契約を結んでいるブレアとは意思の疎通が可能なので、カトリーヌを運ばせるのだ。何気に飛べるので便利だ(大人は無理っぽいけど)。


『ブレア、カトリーヌを連れて来い! 仕事だぞ!』

『りょ、了解です〈ドボンッ!〉ああっ! す、すぐいきますう〜』


……ドボンッ? 今ドボンッと聞こえた気がするが気の所為だろうか? あの二人、近くに小川がどうとか言ってたな……まさか


数分後ーー案の定見事に川に落ちて全身ずぶ濡れになったカトリーヌがブレアに運ばれて飛んで来た。


「…………」

「…………」


「……マスターお待たせ…」

「……えへへ…遅れました〜♡」


「…………」

「……まあ良い、さあ、先ずは着替えてくれ(カトリーヌが風邪をひくとは思え無いが下着まで丸見えだ)」


スケスケのカボチャパンツを眺めながらダンジョン作成も乙かもしれ無いがエレノアさんに趣味を疑われそうだ。だが

「……えっ⁉︎ ブハッ! な、なんだそのパンツは!」


カトリーヌとブレアは見事な大人パンツを履いていた。スケスケの濡れた服にこれまたスケスケのこれまたセクシーな奴を着こなしている。カトリーヌは瞳と同じ真紅のレース、ブレアは小悪魔系を狙っているのか横紐タイプをチョイスしていた。ブレアはサキュバスだからまだしも、カトリーヌは確かにカボチャパンツだったはずだ! なんと分不相応なお宝を! いや、お宝では無いが、一体どこから仕入れて来やがった!


俺はむんずと二人の頭を掴み

「……カトリーヌ、ブレア、何時ものカボチャパンツはどうした?」

「……あのパンツはもう履かない…カトリーヌは…もう子供じゃ無い…から……」

「……さ、サキュバスにも矜持というものが有りまして…」

「……で、カボチャパンツは何処にやった?」

「……廃棄した」

「……棄てました♡」

「…………」


まさかエレノアさんがカボチャパンツを持っているとは思え無いが一応聞いてみよう。


「……コホンッ…エレノアさんはカボチャパンツを履いてるんですか?」

「!!! ええっ! ま、まさか私のパンツを履かせるつもりなの!」

「ええっ! カボチャパンツなんですか!」

「ちちちっ違います! ふ、普通のパ、パンツです!」

「……普通のパンツってどんな?」

「なななっ、何を! セクハラです! それセクハラですから!」

「いえ、コレは業務連絡です。だって、これからカトリーヌが大人パンツなんですよ! 子供にはまだ早過ぎます! ですから、コレは業務上必要な事なんです! で、エレノアさんのパンツはどんなパンツなんですか?」

「ひいいいっ! な、何を! 普通と言えばふ、普通なんです!」

「普通普通ではラチがあきませんね。ここは現品を見せて頂かねば!」

「し、椎葉さん! いい加減にしなさい! 何か恨みでもあるの! 絶対に見せませんから! 絶対に嫌です!」


あと一押しかな?


「……分かりました。見せて頂くのは諦めましょう」

「そ、そうですか(ホッ助かった…この変態男!)そうして下さい」

「代わりにーーブレア、カトリーヌ! お姉さんのパンツを見せて貰って来い! あわよくばパンツをお借りするか、使い古しを貰って暫く凌ごうじゃないか!」

「きゃあああっ! あ、あんた何考えてんのよ! 私のパンツを回収するつもりなの! 持ってきてません! 使い古しなんて持って来てませんから!」

「……人のお古は…イヤ…」

「……カボチャパンツは嫌です〜」

「!!! あ、あんた達ねー! いい加減にしなさい! パンツなんて何でも良いんです! 好きなのを履きなさい!」


この辺にしとこうか


「……残念です。まだ大人パンツは早いかと思ったんですが」


「……そ、そうして下さい」


うん、どうやらエレノアさんは真面目な人の様だな。これに懲りたらキッとカトリーヌとブレアに関しての事なら黙って処理してくれるだろう。


俺は楽しかったので時々セクハラさせて貰おうと心に決めた。周囲に散って気配を伺っていたエルフ達からも(当然全員男だ)無言の賞賛の声が伝わって来た。これからも期待に応えねばなるまい。きっとこの土地の任務は人気が出るだろう。


そして勝ち誇ったかの様にカトリーヌとブレアが着替えにいった。荷物はまだ転移魔方陣の中にある。そしてヨロヨロとエレノアさんが後を付いていった。ご苦労様です。


しかし、何気に美少女二人の大人下着か……少しまずい様な気がする。


俺はいかにしてその大人パンツを闇に葬るべきか考えねばなるまい。てかエレノアさんのカボチャパンツ疑惑も気になるところだが。


ただ、これからこの迷宮に押し掛けるであろう冒険者達がもしもカトリーヌとブレアの大人パンツ目当てだったら嫌だなと思ったので、その情報を確認できた時は死亡率を10%から30%に引き上げる事を心に誓うのだった。


いや、カボチャパンツ目当ての方がヤバイのか?


俺は血の雨が降らない事を祈った(死亡率10%以上の)。

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