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女性が少ない世界でVTuberやります!  作者: ブル(犬川)


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1話 女性が少ない世界!? 目が覚めたらなんか色々違うんですが!!

お久しぶりです!

女性の少ない世界のお話です。自分なりにどんな世界か考えながら書いてるんですが、人によってはおかしいと思われるかもしれません。

その点をご留意の上お読みください!



「それじゃ行ってくるね〜」

「いってらっしゃい花美(はなび)。気を付けてね〜」

「分かってるって!」



朝お母さんに声をかけ学校に向かう。いつもと同じ変わらない日常だったはず。

このご時世に色々大変な教師をしている尊敬する父、近くのスーパーでパートで働いている母、歳が離れてるからわがままも可愛くて甘やかしがちな妹。

いたって普通の家族構成であるはずの我が家がある日激変するだなんて、誰が想像しただろう……





■□■□■□■□■□■□





「ふわぁ~、おはようお母さん」

「おはよう花ちゃん」

「おはよう花美。今日は早起きだな」

「はひ!? だっ誰ですか!?」



寝惚け眼で一階に下り朝食を作っているだろうお母さんに声をかけると、聞いたことのない男性の声が聞こえ目が覚めた。

我が家のキッチンでは見知らぬ男性2人が料理を作っている。いや、よく見たら我が家じゃない!

何この大きなキッチン!! 

うちはLDK一体のキッチンでニ〇リで買った25.000円程の茶色のダイニングセット、奥に楽〇で買ったテレビとゲーム機ソファがあるだけだったよ!

こんな対面式で2人の男性が並んで料理しても問題ない広々したキッチンじゃなかったよ!!

冷蔵庫大きい!絶対最新のやつだよね!!我が家の私の年齢と同じ15歳の冷蔵庫じゃないよね!!

隣の部屋にダイニングセット置いてあるのが見える!つまりここはキッチンだけの部屋ってこと!

別に食事部屋があるってどういうこと!?

見知らぬ男性を警戒しつつ周囲を見回し驚く私に男性の声が届く。まるで親しい間柄みたいな反応に困惑する。



「どっ、どうしたの花ちゃん!パパのこと忘れちゃったの!?」

「なんだなんだ、珍しく早起きしたと思ったらまだ寝惚けてんのか?」

「ちっ、近付かないでください!!」



明るい茶色の髪と目の25前後だろうに若く見えるイケメン男性は慌てて、もう1人の30代だろう金髪青目のガッシリした外国人イケメン男性は呆れながら私に近付いてくる。

思わず威嚇すると、2人はピタッと止まった。

警戒する私の様子に呆れ顔だった男性も真面目な顔になる。何このイケメン外国人!?なんでこんな人がうちにいるの!?



「おっ、お母さんとお父さんはどこですか!?会わせてください!」

「……俺達が父親だろう?」

「?? 母は菖蒲(あやめ)と言う名前で父は章司(しょうじ)です」

「?菖蒲なら部屋で寝てるし章司はもう学校行ったよ?ね、どうしちゃったの花ちゃん」



両親のことを2人に聞くと自分達が父親だなんて意味不明なことを言われて混乱するが、童顔の男性から2人のことを聞けて少しホッとした。

私が誘拐された可能性もあったからね。

でもこの人達は両親と知り合いみたいだ。

ただ、童顔の男性が泣きそうな顔で私を見てくるので罪悪感がすごい。

何?まるで私が悪いみたいな。

いや私悪くないよね!? だってほんとに知らない人達だし。



「菖蒲に会えば安心できるか?信彦、菖蒲呼んでこい」

「う、うん。待っててね花ちゃん!すぐママ呼んで来るからね!」



険しい顔で私を見たまま外国人の男性は信彦と言うらしい童顔の男性にお母さんを呼びに行かせる。

お母さんが来てくれると聞いて正直ホッとした。でもこの男性と2人きりは正直勘弁してほしい。

ずっと険しい顔で私のこと見てるんだもん!

うちのお父さんもそういう顔よくするけどお父さんは真面目で厳格な人だし、それに何より慣れてるし。

でもこの人は馴れない外国人なこととガッシリした鍛えられた体もあってちょっと怖い。

気不味い雰囲気の中男性が話し掛けてくる。



「本当に俺が分からないのか?」

「わっ、分からないです」

「嘘だろおい、俺は信彦と違って生まれる前からずっといたのに。おしめも替えてやって小さい頃はパパみたいな人と結婚するって言ってたのに」



何やらショックを受けているらしい男性に申し訳なくなる。

しかし何その話!?

こんなイケメンにお世話された覚えないし、こんなレベル高い人と結婚するなんて命知らずなこと言わないよ私!

それから一段と気不味い空気の中、お母さんののんびりした声が聞こえた。



「あらあら、どうしたの花ちゃん」

「お母さん!!」



目が覚めてから訳が分からない状況にずっと不安だったから、思わずお母さんに抱きついた。

「あらあら、大きくなっても花ちゃんはずっと甘えん坊ねぇ」とお母さんの笑う声が聞こえて恥ずかしくなる。

なんだか今日のお母さんはいつもより綺麗だ。朝っぱらだし化粧をしてるわけでもないのになんだか別人にも見えるくらい美人だ。

でも声も匂いも確かにお母さんなんだよな。



「信彦から聞いたけど、花ちゃんは2人のこと覚えてないんだって?」

「知らないよ!え?私がおかしいの!?」



困った顔のお母さんが私の知らない発言でより困った顔をした。

え?私がおかしいの??なんか段々不安になってきた。



「え〜!マジでお姉ちゃんパパ達のこと覚えてないの?パパ可哀想」

「やめろ久信、父さん達が可哀想だろ」

「うそだぁ〜うそだよね?お姉ちゃん?」

「……この子達誰?」

「「「……」」」



突然現れた男の子3人の声に顔を向けると、そこには3人の男の子が。

金髪に青い目のハーフだろう12歳くらいの美少年、明るい茶色の髪と目の8歳くらいの美少年、私と同じ黒髪と黒目だけどとっても愛らしい顔をした5歳くらいの美少年(妹と同じ年頃で可愛い)

しかし、私の発言で空気が凍り……そこからは阿鼻叫喚の地獄絵図だったと言っておこう。

すぐさま病院に連れて行かれ精密検査をここまでするかというほどさせられた私は、身も心もくたくたになった。



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