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寝たふり、寝たふり


君子危うしに近付かず


「うーん。むにゃむにゃ」


いつの間にか俺は本当に寝ていた



目を覚ますと頭が妙に重い


「……何だ?」


「目を醒まされましたか?神よ」


俺の目の前にアフロの黒人がひざまづいていた


「は?」


「先程は大変失礼致しました。まさか神の毛をお持ちの貴方様が乗っていらっしゃったとは」


なんの事だか分からず、周囲を観察すると、どうやら俺は洞窟にいるらしい


「一体これは……はっ!?」


何気なく頭をかくと、もじゃもじゃした毛が!


「なんじゃこりゃー」


「おお! 神が立ち上がった祭じゃ祭の準備をせーい」


洞窟の至る所から人が集まり、その数は100を越す。


年寄り、子供、若者、男、女。全てアフロ


「こ、これは」


なんと美しい


「ここに争いはありませぬ皆が平等に生きてゆけるのです。神よ我らを導いて下されぃ!!」


皆は神よ、神よと俺を求めた


「………責任は重大だな」


「そ、それでは!」


「我こそは、我こそはアフロ神なり! 貴様らは我に続けぃ!! アフロによる暁の夜明けを見せようぞ!」


歓喜し叫ぶアフロ達


その歓声の中、一人の眼光鋭いアフロの青年が呟く


「いよいよ……か」


その呟きを聞き、インテリ風の眼鏡アフロが応えた


「ええ、いよいよ始まります。暁のアフロ……良い名です」

この日


そう、この日こそが後に世界中で知られる事となる革命集団、暁のアフロ団が誕生した日なのだ


第一次アフロ戦争


角刈り十字軍の崩壊


ハゲの反乱


裏切りのかつら


大きな戦争とその裏側。いつか語る時が来るかも知れない。だが……今は筆を置き、本を閉じるとしよう



エンディングリスト4


【神の毛】










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