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「いいぜ。かかってきなよ」
俺は銃を捨て拳を構えた
「………いいのかい子猫ちゃん。子供だからと言って俺は手加減出来ないぜ?」
アフロはゆらりと構える
「そう言う台詞は勝ってから言うんだな」
「上等だ……いくぞ」
そして俺達は青春と言う名の拳を交えたのだった
「いい拳だったぜ子猫ちゃん」
「お前もなアフロ」
太陽はゆっくりと西の海に沈んでゆき、草原で寝そべった俺達を淡いオレンジ色の光が包む。
「もうお前の事を子猫ちゃんとは呼べないな」
「………アフロ」
「親友、お前の名前は?」
「俺の名は……」
エンディングリスト1
【俺の名は】