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俺は飛行機の乗り降り口へと行き、最後の力を振り絞ってドアを蹴り開けた
「お、お客様、何をなさるのです!?」
「空に……還るのさ」
緊急用のパラシュートを手にし、スチュワーデスへサムズアップで応える
もう生きて再び会う事は無いだろう。惹かれ合う二人の視線が交差する
「You were loved.(あなたを愛していた。狂おしい程に 訳:ブッチャー)」
「Thank you. Good-bye.(ありがとう、愛しき君。どうか幸せに、そしてどうか生きてくれ。さようなら、私の青春 訳:ブッチャー)」
俺は微笑み、飛行機を飛び出した
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