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もし、神様が居るのなら。

作者: 雨宮雨霧
掲載日:2024/06/02

ねぇ、神様。

どうしてあなたはこんな壁を造ったの?


障害の壁。

それはとても高い。

天に届くんじゃないか、そう思うくらい高い。

誰にも崩せない、崩したらいけない。

そんな壁。


ねぇ、神様。

どうしてあなたはあの子を死なせたの?

私のほうが死ぬべき人間でしょう。

なのになんで。

なんであの子が死んでしまったの。

おかしいよ、


ねぇ、神様。

私は生きたくないよ。


ねぇ、神様。

あの子を返してよ。


ねぇ、神様。


神も仏も助けてはくれないんだと。

そんなの知りたくなかった。

苦しいって、辛いって。

声を出すことすら許されない。

不平等だね。

公平だ、とか。平等だ、とか。

多様性とか。

色々言うけれど。

人をいじめないと生きていけないんだよ、人間って。


もうこの壁を登ることはできない。


ねぇ、神様。

来世は要らないよ。


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