第五話「ヨグ=ソトース」
俺が休んでいた頃であった。
外には男がいる、そいつは敵の中でも創作者と呼ばれる兵隊だ、やつらは元は死んだ有名な宗教や作品の始祖だったが奴らによって生き返させられて洗脳されて操られているらしい、その強さたるや恐ろしいもので、なんせ米軍や自衛隊でも敵わなかった者もいるらしい自分では太刀打ちできまい、しかしそいつの存在にはまだ気づいていない、しかし奴のほうはすでに気付いている様子、奴は俺の方へドラゴンのような生物に乗ってやってきた。
「弱すぎるが少しくらいなら暇つぶしになるだろう」
「!?」
「Mass production type z-999!」
俺は速攻でロボを召喚して逃げようとした、無駄なあがきだが少しでも足掻くつもりで。
「ショゴス」
男がそうつぶやくと自身の体がドロドロに溶けた。その後体が再度形成し始めた、その体は人の体をベースに赤い大きなはさみ状の手、タコや以下のような吸盤のついた長くて円触手型の足、西洋のドラゴンにでもついていそうな翼がついている、先ほどまでのドラゴンは知らぬ間に消えてしまった
「よし、ここまでくれb」
とにかく逃げて何とかとおくまっで来ることができた、またすぐにくるだ
「どこへ逃げる気ですか?」
すでに負いついいていた、なんならもう真後ろだ、そいつはロボットの走行を攻撃しようと触手を動かすがすんでのところでかわすことができた。
そいつは今度は魔導書のようなものをパラパラとめくって
「~~~、~~~~~~。~~~~~~~~~~」
と人の言語かすら怪しい何かを唱えた、その瞬間、ロボットの右腕と左足が圧縮されたようにぎちぎちぎちっと縮む、ロボットは倒れ体は動きそうにない、絶望的な状況、俺はロボットを引っ込めて攻撃をされるまでの数瞬のうちに最後の手段を大声で唱えた
「リヴァイア!」
その瞬間5メートルおも超える大きな蛇が現れた、その蛇は俺を飲み込んだ、食うためじゃない、俺が操作するためだ、蛇を空に飛ばして男にかみつきに行く、男はよけられず下半身の半分を食べられてしまう、ずいぶんグロテスクだ。
男はもう一度溶けて再生しようとしているがそのすきを見逃さない。
「させるか!」
蛇は再度食らいつきに行った、今度は大部分を捕食したようで彼の体は頭と胸しか残っていなかった。かみつくことしか能はない蛇だったが威力は絶大だった、zとどめの一撃をしようとしたその刹那。
男は後ろに回り何かを唱える
「~~~~~~~~~~、~~~~~~~~、~~~~。」
後ろから『ゴウウウウウウ』という音とともに何かが近づく気配がする。
そのなにかは蛇を貫いた。あたりには蛇と男の悲鳴が聞こえたという。
「最後だけは少してこずりました、ほめてあげましょう、まあ死んでるから聞こえないでしょうけど」
男は去っていった
「彼はここで終わらせるには惜しい人だねえ」
「まさか一般人であのラヴクラフトに『てこずりました』だなんていわせるほどとは」
「しかしまだ荒い、これからの成長に期待ってところだね」
「とりあえず見つかる前に手当をして連れて行こう」
「OKだ」