錬金術師達
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先手を打ったのはベリアル達だった。ユダの金属生成で石原の体を固定し、ベリアルがロケットを打ち込んだ。水の中だから速度が多少落ちる。
石原はその法則を利用し、ロケットが自分の腹に直撃するまでの時間を計算した。
役三.五秒だ。金属を外すにはこれもまた水の重さが弊害となって時間がかかる。防御がダメなら攻撃、跳ね返すまでだ。
目線でコンピューターを操作し、腕から数本のロボットアームを取り出した。
そのロボットアームはおいそれとミサイルを掴み、相手の方へ投げ返した。その隙にアームで腕の金属を粉砕する。
そのまま上に上がって洞窟の天井で横にそれると黒色のアーマーに身を包んだ先ほどベリアルからユダと呼ばれていた錬金術師が目に入った。
——まずはこいつから潰そう。
そう考えて弾道ミサイルを軽く百七十発ユダに打ち込んだ。
するとユダは紫色の爆発に囲まれた。——死んだな。石原は正直油断していた。
しかし。
筋金入りの錬金術師がこの程度で簡単に死ぬはずがなかった。ユダは即座に上へ上がると腕から布のような繊維を大量に出してきて石原を巻きつけた。
そして呟いた。「クラストリアン…」すると繊維をどんどん硬化していき石原の体をバキバキに締め上げた。
「ぐあああぁぁっ!!!」水中で鈍さを増している叫び声がより一層鈍く轟いた。
その隙にユダは「カイン」という。
すると傍に控えていたこれまた黒のアーマーに身を包んだ錬金術師が鋭利な刃物を生成する。それを石原の方に向けて投げつける。
石原は身悶えした。
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