天才のトラウマ
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「というわけで銀河刑務所から逃げ出したが、おっそろしい所だった。」
石原は反乱軍の基地の中で意気揚々とレオリコに話す。向かい側には翔と南森が座っている。
南森がいう。「それって本当、恐ろしいことだな・・・俺も見てみたかったよ・・・・・」
石原はおどけた顔をして「本当に思ってるのか?お前があれを一度見たら精神が崩壊するぞ?」
レオリコも「冗談に決まってるじゃん。」と笑いながらいった。
翔はずっと黙っている。石原はそんな翔を見て「おい、翔、今からそこへ立って体を百五十回折り畳め。」
そういわれた翔は黙ったまま立ち上がって高速で二十四回折り畳んだ。その後うめき声を上げて倒れた。
石原は鼻で笑うように「二十四回?あぁ。脳内分析装置。洗脳だな!!」といった。
するとレオリコと南森と翔はオレンジの光と共に消え失せた。その代わりに奥から軍服の男が現れた。
「粗い粒子構成とありきたりな擬似ランダムから察するにRSG0879だな?」
軍服の男は石原の前に座った。「勘が鋭いな。流石は天才だな。だが、石原。ずっとこうしているわけにはいかないぞ?」
「はん!俺はここから動かない。一番ここが落ち着くんだ。」石原はそういうと両手をひらひらさせた。
「居心地が良いということかな?ならこれならどうだ?」軍服の男は腕を組むと背もたれにもたれた。
すると基地がガタガタと揺れ出す。壁が崩れると、どこかの自然が映し出された。
女性が現れる。その女性は突然作動したオレンジと白のポータルに吸い込まれて消えてしまった。
石原は露骨に動揺した様子を見せる。
軍服の男は「君にとって大切な人だろう?もうこの世に存在していないのは何故かな?」と挑発的にいった。
石原は何も返答することなく机に肘をついた。
「何故彼女を失った?」
「これが宿命だった。」
軍服の男はヘルメットを脱いだ。
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