皇帝の開口。
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「お待ちしておりました。アミネス大宰相。」皇帝直々に寄越してきたオフィサーが鍵を取り出して皇帝の控室の扉を開けた。
アミネスは深呼吸を一つすると中に入った。紫と赤の空を窓越しに見つめる皇帝は玉座をくるりとアミネスの方へ回した。
相変わらず六人しかいない七人の右腕達も視線をアミネスに移す。
皇帝はいつになくだらりともたれ、「来たか友よ・・・・・」といった。
アミネスは丁寧に「お呼びでしょうか。皇帝陛下。」と会釈すると「反乱軍もおとなしくなって石原も脱獄しようとする気配もありません。スパイに報告によると石原を逃がそうとするような動きもないそうです。反乱軍の同盟惑星による脱税、海賊行為もなくなりました。全て順調です。」と続けた。
皇帝は薄ら笑いを浮かべると半身を起こして口を開いた。「素晴らしい・・・・このまま作戦を継続しろ・・・」
「分かりました。後数ヶ月反乱軍を放置した後に、突き止めた基地と用意した文書を用いて軍事的にも、社会的にも、反乱同盟軍を破壊します。」
「その通りだ・・・・・もう一つ・・・・石原のことだが・・・」
「何でしょう?」
「奴の持つテクノロジーは凄まじい・・・・今までヴィクター級を十二隻、オフィサーを六隻・・・ジミー級を二隻、おまけにジフィター級のターボ砲全てを破壊している・・・・あんなボロボロのシャトルの中に奴が造ったテクノロジーや武器を詰め込んでいる。そのテクノロジーは少なくとも我々帝国を大幅に上まっている・・・・・・・・」
長い沈黙が訪れた。その沈黙の中には皇帝の怒りや憤りなどが込められていた。
アミネスは額に少し汗を流すと「・・・・・つまり・・・・・?」と声を絞り出した。
「奴には利用価値がある・・・・・反乱軍を潰すまでの数ヶ月で洗脳し・・・奴の持ちうるテクノロジーを全て奪うのだ・・・・」
「了解しました。」アミネスは話は終わったと思い、一礼して部屋を去ろうとした。
「待つが良い友よ・・・・・・・・・」無言の圧に気圧されてアミネスは後退りする。
「余が最も欲している奴のテクノロジーを知っているか?」
知るわけがないだろうとアミネスは半ば本気で思った。だがそれを口にしたり、表立って態度に出すと命が危ない。
「さぁ・・・・分かりかねます・・・・」よそよそしく首を傾げて見せる。
「次元移動テクノロジーだ・・・・」
「次元移動?」
「そうだ・・・・・まずは奴にそれを作らせろ・・・・・詮索はなしだ・・・」皇帝は詮索されるのが大嫌いだ。
だから部下やアミネスとの会話を終えると、必ず「詮索はなしだ。」と付け加える。
この一つことがまた威圧的だ。アミネスはこの言葉を聞くたびに背筋に熱いものを感じる。
「分かりました。」と言わなければいけない。言わなければ、もしそれ以上質問すれば・・・無限の空間に飛ばされて一生死ぬこともできずに、ありとあらゆる苦の中でもがき続けることになる。もしくは単純に死が待っているか・・・・
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