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地獄

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 「囚人番号R5.8.31.出房。」管制員がコントローラーを操作する。





ブラッドベリ星系。かつてはグロンボール未知領域でしか見られなかった緑と紫の星が点々とする珍しい星系だった。


だがその星々はグロンボールで見られたものではなくて実際は、衛星ルウクスニウムの青い植物達が落とす粉末が空へ舞い上がって、緑と紫に見えるだけなのだ。


最近は全く見られなくなった。


帝国台頭後、帝国はこの衛星のレアメタルが採り尽くした。その所為で衛星が痩せて青い植物達がバタバタ死んでいった。当然、青い粉末もなくなってしまった。


反乱軍が表立った活動を始めてからルウクスニウムは監獄として使われるようになった。


人工的に造った二つの衛星とルウクスニウムを並べて、その周りを大きな輪で囲った。


こうして銀河帝国連邦刑務所が出来上がった。


 ある愚かな男はこの刑務所の中で延々と寝ていた。何もやることがない。何もすべきことがない。だから寝ているのだ。そう自分に言い聞かせることで思考をシャットアウトしていた。


良からぬことをしたわけでない。どう考えても正義を持っていた。その正義が示す方へ方へと進んでいただけなのだ。そしてゴール目前でこけてしまった。


だからここで捕まっているのだ。ここは独房でも何でもない。ただのコンテナだ。そこに磔にされているのだ。手と足に金属の枷をはめられて、まるで囚人を絵画に見立ててを飾るかのように並べている。


一人の男に出房命令が下った。ロボットアームがそのコンテナをどこかへ運んでいく。”MAXIMUM-SECURITY”の監獄スペースから出て管制室へと運ばれる。


コンテナを下ろすと三人の兵士がその男を拘束具から慎重に外す。そしてもう一度手錠をかける。何もできないように手には金属のグローブをはめて連行する。


男は正気を失ったように項垂れてだらだらと歩いている。


輸送船に乗り込んで拘束具に固定される。兵士たちは男が逃げ出さないようにしっかりと監視する。輸送船が停止すると発着台のブリッジへストレンジャー型の拘束具がやってくる。


男は降ろされて再びその拘束具に固定される。ここまで拘束を徹底しているのはこの男が途轍もなく危険だからだ。


発着台の先にある施設へ入ると尋問器具に体を固定される。しかし男は何をされても大した反応を見せない。


いつでもこの監獄から抜け出せるから、兵士たちを脅威としていないから、余裕な態度をかましているのか。


それとも絶望していて何の意欲もないからぐったりしているのか。男の腕を尋問器具に固定する兵士には見当もつかなかった。


奥から目元が赤いヘルメットを被った軍服姿の男が入ってきた。


男は尚、空な目をやめない。というか顔色一つ変えない。


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