困惑
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石原はコックピットのチェアーに座りこんだ。両手を頭につけてリラックスした姿勢をとった。
レバーを0に合わせ、天井から覗いているフックを下げるとモーションジャンプから抜けることができた。オートパイロットを解除して操縦桿に手をかけた。
比較的惑星が多い星系にきた。危険だな。
指名手配されているのだから人が多いところには行かない方が良いだろう。そう考えて惑星帯から抜けた。何もない宇宙ほど落ち着くものはない。
真黒の上に所々光るゴミや星なども綺麗だ。ダイヤルを幾つか回して温度を調整しているとレオリコが入ってきた。
窓に映る反射ですぐに気づくことができた。
「寝てたんじゃないのかい。」
「眠れなくて。」
「それまたどうして。」
レオリコは隣に座って「嫌な予感がするの・・・いや・・・嫌な予感というか・・・なんかモヤモヤしてるの・・」
「なんだよ。それ・・・」
石原は気楽にいった。
「本当に油断しない方が良いわ・・・・」
「わかったよ。用心はしておくけど。」
「はぁ・・・・」
「なんか・・・・船の調子がおかしいな・・・」
石原がぼやいた次の瞬間。船がいきなりモーションジャンプした。「うわ!!なんだ!!」「キャッ!!!!」
計算機が動いた様子もなく、闇雲にジャンプしたようだった。危険だ。それはすこぶる危険だ。モーションジャンプというのは別次元の亜空間のことだ。
ちゃんと座標計算しないと”壁”と呼ばれる粒子間の隔たりに衝突してしまうかも知れない。
衝突したら最後、爆破が起こったあと原子が大量に分裂してその亜空間だけ持ち上がるという奇妙な現象まで起きてしまう。
次の刹那、もう一度モーションジャンプに放り出された。
「うわ!!!」
二度も無事に出られたのは奇跡と言って良い。「ほら!嫌な予感があたったわ!!!
「くそ!!」石原はコックピットのハッチから何本かコードを抜き取って装置を壁に投げつけた。「これでモーションジャンプは大丈夫なはずだ・・・・」
すると今度はあちらこちらからネジが外れて落ちてきた。
「ふあぁ・・・・」石原は腑抜けた声を出して南森がいる部屋へいった。「南森!!」扉を開けようとすると奥から「いて!!」という南森の声が聞こえた。
扉を開けると何本かネジが外れた先に転がっている南森が確認できた。
「おい!!なんかネジ外れてるけどこれって大丈夫なのかよ!」
「大丈夫じゃねぇよ・・・こい!!」
二人は揺れる船体でなんとかバランスを保ちながら船の奥へと進んだ。すると大きなハッチが床につけられていた。南森がぼーっと見ていると石原は手早くベルトにかけた鍵でそれを開けて中に入った。
「翔は!?あいつに手伝ってもらう!呼んできてくれ!!」
「分かった!!翔!おい翔!!!」
返事はなかった。
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