迷走
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モーションジャンプをしてウォールデン星系から脱したものの石原なしではこのシャトルはただの高性能のシャトルだ。レオリコは石原を担いで寝室に寝かす。
そして何発もビンタを繰り出す。それでも起きることはなかった。ピンときた。キッチンの方へ走っていって冷蔵庫からチリジュースを取り出して石原の顔にぶっかけた。
首がかくんと横に動いただけで何の変化もない。
レオリコはため息をついて頭を捻ってかく。辺りを見渡す。翔はまだ寝ている。南森は自身の射撃能力に酔っている。
彼の頬に触れる。とても冷たい。まさか死んだのではあるまいな、チリジュースが彼女の手につく。辛そうな匂いが鼻につくし、彼の唇にもチリがべっとりとついている。彼の前に膝をつく。
そしてキスをした。
彼の味とチリの味が混ざって変な感じだ。それよりも今自分は寝ている男性に一方的に接吻をしているの?何と淫らなこと・・・・だけどそれで良い・・・私が望んだこと・・・この瞬間に私が決めたことだから。
レオリコは体を起こす。唇に少しチリがついているが拭き取る気になれない。
ネガティブな意味を持たないため息をつく。今までに味わったことのない感情。初めて彼と交わった時以来・・・・
首を傾けて座り崩れるレオリコを起きたばかりの石原は見つめる。レオリコもそれに気づく。
何が起こっていたか記憶に残っていないという様子で辺りをキョロキョロと見回す。レオリコは嬉し涙とも悲し涙とも言えない涙を流す。愛による涙だ。
石原は自分の顔にチリがついていることに気がついた。体が勝手に動いてレオリコを抱きしめる。そしてキスをする。レオリコは彼の頭を包み込む。
二人とも体の芯が熱くなってきて溶けてしまいそうだった。胸の高鳴り、頭に膜がかかったようにぼーっとしている。石原は布団を自分達にかける。
そして寝転ぶ。足と足が絡み合って冷たさと暖かさが混じって冬の匂いを醸し出していた。
二人は一度お互いの目を見た。
クロソルトはホログラムでアミネスに報告していた。
「失敗しました。奴らを取り逃がしたのです。」淡々と答えるクロソルトに対して青と白が混じるホログラムのアミネスは「まあ良い。元々艦長の任務ではなかっただろう。ご苦労だった。直ちに任務に戻れ。」
クロソルトは堅苦しく辞儀をした。
アミネスはホログラムを切った後、スパイと連絡をとった。
「順調か?」
「あぁ。シャトルの位置を送っておく。次の基地はクルーバート星系の衛星ブナだ。パスコードも手に入れたがいるか?」
「いいや。それは必要ない。ご苦労だった。今シャトルはどこだ?」
「ええと・・・・ルースコルト星系のH/Dだ。そこにジアントンを送ってくレたら良い。」
「それは名案だ。」
「もし撃破されたとしても俺が巣箱に誘き寄せる。」
「巣箱?」
「ああ、場所は・・・・・・」
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