攻撃Ⅰ
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セクターへの奇襲のシナリオは至極単純なものだ。ステルスのレッド中隊が、着地したオフィサーを攻撃する。
先の戦争で石原が帝国艦隊の弱点を見つけたのだ。エンジンから船内に入ると大きなパイプがある。それは動力と電力を司る塔のようなものでそれを破壊すると溢れんばかりの電力が船内に漏洩し、爆発するのだ。
つまりエンジンの装甲を破壊してパイプに魚雷を打ち込めば破壊できる。もしくは船体に致命的な打撃を与えること。船体を貫くほどの衝撃を与えることだ。
石原は出撃寸前で南森と翔と一緒に帰ってきた。
レオリコはハンガーで彼らを待っていた。特に石原を。
「遅いじゃない!!」レオリコは駆け寄った。
「ちょっとまってくれよ。ちゃんとした言い訳があるんだよ・・・」石原はそう言ってメモ帳を持ち出した。
レオリコはメモ帳を取り上げて「そんなこといいから早く出して!!」と叫んだ。
石原は返事をすっ飛ばして南森と翔と共にシャトルへ乗り込もうとするとレオリコもついてこようとしていた。
「え?チレンも来んの?」
「総裁ですよ?きちゃダメですか?」
「あーわったわった」
四人はシャトルのコックピットに乗って基地を出た。
セクターではいつも通り兵器の実験、製造、試験運用などを行なっていた。工場に巨大な影が落ちた。
それは要人が視察に来たということの現れだった。巨大艦隊によるドアノックとでもいおうか。
インペリアルシャトルシップがハンガーから近づいてくる。工場の発着台に停止するとタラップから兵士と帝国要人が降りてきた。
要人は工場の管理人と何やら話している。要人の顔色を窺うような小物であることに間違いはない。
レオリコはシャトルの中からコムリンクで「攻撃開始」と呟いた。南森と翔はというととっくに飽きて奥のテーブルでバーロクをしていた。
コックピットの石原はステルスモードに切り替えて透明化し、ギャラクシーディサスターを破壊しようと200億度を超えるエンジンの中へと突っ込んでいった。
レオリコはキャッといって頭を抱えたがシャトルの温度が変わることはなかった。
石原はエンジン内のホースをくぐり抜けて内部のパイプを体当たりした。後ろへ下がって、天井についているレバーを全て下に下げると操縦桿を引いた。
エンジンから無数のホースが出現し、青い閃光が幾筋も放たれてそれが中央で一つになってパイプを貫いた。
轟音と爆風から逃げるようにして細いホースから外へ出て、セクターへ退避した。ギャラクシーディサスターは中心から白い爆発を上げてチリとなった。
同時にコムリンク越しに「地上軍制圧しました。」という嬉しい報告がレオリコに告げられた。セクターへの不意打ちが成功したかと思われたその時だった。
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