悪辣な天才
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※1船の玄関。
パイロットはすぐさま全個室にマイクで”希望”を伝えた。
”希望”を聞いた船員達はすぐさまコックピットへ向かった。レオリコ総裁はシーミナに「シャトルはどこ?」と希望に満ち溢れた声で聞いた。
赤と黒の船体がとても不気味な様相を呈していた。中にいる男性に外に出てくるよう指示を出すとシャトルの※1タラップから男が姿を現した。
意外に若いがあまり見ない顔立ちをしている。身長が高くとてもスタイルが良い。
格好は黒のズボンに革のベルト、ハイカットのオールスターに白シャツの上のデニムベストから黒のサスペンダーが覗いている。
こちらを見るや否や懐から銃のようなものを取り出し、一人の船員に発砲した。
撃たれた船員は防弾ジャケットを着ていたから何ともなかったが、他の船員や総裁は希望が打ち砕かれた音を聞いた。
流れるように男を取り押さえようとするが男が「俺に触れたら死ぬぞ。」と脅しを効かすからむやみに立ち寄ることができなかった。
皆皆はじりじりとその場の埃を踏みつけて往生していたが一人の愚かな船員が男の腕を掴んでしまった。
次の瞬間バタリと倒れて、死んだように動かなくなってきしまった。
一同はざわいたが唯一冷静な総裁は「分かった。何なんだ。」と微量に動揺しながら問うた。
「死だ。」「どんな?」「普通の死」
「普通の死?・・・・音もなく死んでしまったじゃないか。」
「そうだな。死は怖い。だから抑止力になる。皆気絶させられるのには何とも思わないが、死ぬのは嫌だろう?これを抑死力というんだ。ちなみにこれは科学の力だ。」
その時コクリコ号の船体が大きく揺れた。
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