帝国の勝利
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銀河を支配する銀河帝国連邦政府の主力艦隊、ジミー級ギャラクシーディサスターの拷問室ではひっきりなしに女の叫び声と電撃の音が鳴る。
何事かと思って近づいてみると、それを見つめる女性がいる。
彼女の名前はカーペンター。このジミー級の艦長である。彼女は戦争と戦略考案に命を燃やすサイコパスであるが慈悲深いものとしても知られていた。
捕らえた反乱軍士兵が素直に情報を吐けば、基地に帰してやったりと戦争が好きなわりには命をたつことにこだわらない人物であった。
最も情報を吐いた反乱軍兵士が基地に戻ってどんな対応を受けるか見るのが楽しかっただけかもしれないが。
銀メッキのヘルメットを被った兵士は徐にカーペンター艦長に近づき、「艦長。拷問中申し訳ありません。実は諸事情で急遽ジフィター級に戻るよう連絡が入りました。直接のご指示を頂きたく存じ上げます。」と丁寧に話しかけた。
カーペンターは少し考えてから「見張っておけ。」と命令し、管制室のブリッジへと歩いて行った。
反乱軍総裁のレオリコは銀メッキのヘルメットを被った輩を睨みつける。兵士はしばらく黙って見張っていたが五分ほどすると、拷問器具を外し、レオリコの身を自由にした。
レオリコは戸惑うそぶりを見せたが断じて油断していなかた。
するとその兵士は部屋から外に出て、違う兵士の死体を連れて帰ってきた。そしてボイスチェンジャーの効いた声で「これを着ろ」と命令した。
レオリコが言われるがままに、銀メッキの兵士のスーツを着ると「何も言わず俺についてくるんだ。」と言った。
そして二人は、拷問室から出て何食わぬ顔をしてエレベーターを降り、ジミー級の格納庫へ向かった。
格納庫へ行くには必ずブリッジを通って担当の管理職に許可を取らねばならない。その際コンピューターに保存しているIDと個別のIDを一致させる必要があった。それはスパイ工作を阻止する対策だった。
エレベーターの中で盗聴されていないことを確かめると男はレオリコの母語であるナウスレンス語でこう言った。「あふしゃうhすdh←うあsj78う1$%WDふあっhxっk↑(恐らくお前は俺の後でIDを見せることになるから俺の真似をしていれば大丈夫なんだが、一応説明しておく。いいな?)」
レオリコもナウスレンス語で返事をした。「__sdいp(分かったわ)」すると男は「しあじZあsld。、。M<%&a[sd[akkax_/_><M<Mあじxj870(まず番号を言う。君の番号は3215だ。覚えてくれ。その後コンピューターがIDを見せたらその腰のベルトに入っている証明書を見せるんだ。)」と指示をした。
そのタイミングでエレベーターがブリッジに到着した。二人は平静を装ってブリッジの中央まで歩いていく。レオリコは横目に方向転換の声をかけるカーペンターを見て、どうかバレないようにと心の中で祈っていた。
しかし、まだ助かったわけではない。第一このヘルメットの下の男の正体を知らない。随分と怪しいものだ。
格納庫の入り口まで来ると管理職の女性が機械の隣に立っていた。
男が歩み出て番号を言おうとすると、女性は「まずはお前からだ。」と言ってレオリコの方を指差した。男は少し動揺しているように見えたがそれを悟られることはなかった。
レオリコは緊張を隠しながら番号を言う。「3215」すると女性はコンピューターに数字を打ち込む。するとディスプレイにIDが表示される。それを待ってからレオリコは腰についているケースから証明書を取り出して女性に見せた。
すると女性は眉を顰めた。
しまった。勘付かれたか?確かに証明書の中身は一度も確認していなかった。どうなるの?・・・・・・
女性はあっさりと承認して格納庫へのエレベーターの扉を開けた。男の方はすんなりと承認を済ませ、二人は格納庫へと入っていった。
格納庫の中には大量のジアントの他に兵士の輸送船、要人を輸送するインペリアルシャトルなどが格納されていた。
レオリコは男の進む後をついていく。
一つの扉を開けた。
レオリコは目を見開いた。そこには驚くべきものが格納されていた。
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