終わりの終わり。
読んでいただき誠にありがとうございます!!!
ブックマークと感想、いいねなど評価よろしくおねがいします!!!
※1座標と連動しているテレポート装置。
※2外部の船を引き寄せる特殊な磁場。
コクリコ号の中では女総裁レオリコを含めた船員五名がなるべく体力を使わないように常に寝ながら業務をこなしていた。
ある者は船内の部品を修理し、ある者は書類を整理し、ある者はスパイの情報を見極めていた。
惑星の輪に弾かれて器官が損傷。※1モーションジャンプが故障したことによって基地への帰還が不可能となった。
パイロットは修理を試みたが挫折した。船の操縦は頭ひとつ抜けていてもメンテナンスまではできなかったようだ。
今はオートパイロットで宇宙の生命反応を手がかりにあっちやこっちに動いて漂流している。
何もないなぁ、と諦めムードが漂う中コックピット左部のコンピューターが生命反応を示した。
パイロットは跳ね起きてすぐに生命反応を解析した。
生命反応の持ち主は一人の人間の男性。回転式のコックピットとエンジン区画を持つ半円形の黒と赤のシャトルに乗っている。
すぐに※2トラクタービームを作動させ、コクリコ号コックピット下部に位置する捕獲空間に誘った。
カメラモニター越しにシャトルを凝視し、トラクタービームにかかるのを今か今かと待っていると無事シャトルはコクリコ号の捕獲空間にしっかりと収められた。
読んでいただき誠にありがとうございます!!!
ブックマークと感想、いいねなど評価よろしくおねがいします!!!