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転生者はワンコである  作者: 小籠包
5/6

寒い日には犬もこたつで丸くなる

体調崩して更新遅れてしまいました。すみません

「そ、そうだわ!他にドレスと階段の件があるわ!それは絶対にロゼッタ様の差し金よ!」


「……まぁ仕方ないな。彼女の言う通り他も見てみようか」


諦めないあんぱん令嬢に、ちょっとげんなりしている学園長がリモコンを操作すると



※※※※※


『わふーん♪(あれ?この部屋ドア開いてる入っちゃえー)』

『くんくーん(何か美味しいものないかなー?)』

『き、きゃうーん!(いやーん爪に布が引っかかったー!)』


「……コロネちゃん……どこ?……お散歩の時間だよ……」


『わうわうー!(散歩!?散歩!?わーい!)』

びりびり←何か布が裂ける音がする



※※※※※


『わっふわっふ♪(美味しいおやつをもらいにいこー♪)』


「アン様、廊下で走るのははしたないですわ」

「ひどいわっ!私が平民上がりだからってマナー知らずと馬鹿にしてっ!」


『きゃふーん(足元失礼しまーす)』


「いえ、マナー以前に普通に人とぶつかって危ないですわ。特にこのような階段前では……」

「そんな酷いこと言わなくていいじゃないっ!うえーん……あ?あぁぁぁぁぁ」


ぶにっ

『きゃいーん!(いたーい!)』

ずどーん

ゴロゴロゴロゴロ


「きゃーっち!って、あれー?

コロちゃんー?なんで廊下転がって来たのかなー?まぁいいや、おやつ食べるー?」

『……きゃふきゃふ……? わふーん♪(アイテテテ……っておやつ!?やったぁ!)』


※※※※※


またしてもコロネの素敵な日常が映し出されただけなのでありました。

そんな映像見た会場の全員は、またも無言のまま……




「また犯人(犬?)お前かぁぁぁぁぁ!!」


いや、1人うるさいのがおりました。女の子がそんな大きな声で叫ぶのははしたないですわよ。



「アン様、わたくしへの疑いは晴れたと考えてよろしいのかしら?」


「そうだな、ロゼッタにはなんの非もない」



公爵令嬢と王子の婚約者同士からのツッコミに


「ぐっ……!」


あんぱん令嬢はぐうの音もでません。

最上級に格上の国が認めている2人の婚約に、たかが男爵令嬢ごときが文句をつけた。

それだけでも不敬にあたるのに、思い込みだけでいじめの罪を被せるところであった。

さらに王子はたたみかける。



「そして可愛いコロちゃんのせいでもないな。

まぁ、君が部屋のドアを開けっ放しにしていたのが悪いのと、そして足元をよく見ていないのが悪いんじゃないか。

そしておまえら3人こっそりコロちゃんと遊んでるのがとてもずるい」




「「「いや、今大事なのそこじゃねーだろ」」」



こらこら、取り巻きに嫉妬するのはやめなさい。

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