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かさぶた  作者: Decky
7/10

セレモニーホールにて

翌日、Y子の通夜が近所のセレモニーホールで行われた。不安だったので、母とふたりで参列した。こうなってしまったのも私が不登校となり、いじめの標的が変わってしまったからだ。自責の念にかられている私を見て、母は抱き締めてくれた。涙が止まらなかった。わたしはお化粧を直してくると言って母と離れた。


トイレの個室に入るとまた涙が溢れて止まらなかった。ごめん、Y子。私が我慢して学校に行っていればこんなことにならなかったよね。お化粧して、エステに通ってお洒落して、彼氏を作って、もっと楽しい人生が待っていたのに、ごめんね。。結婚して、こどもをたくさん作って、人生エンジョイしたかったよね。。


悲しい気持ちのなか、雰囲気を壊すようにN子軍団がトイレに入ってきた。『あ~もうかったるいんだけど~』 亡くなったY子の悪口をいい始めた。私は堪らない気持ちになった。お前たちのせいでY子は殺されたんだぞ。絶対、絶対に復讐してやると、トイレの個室で心に誓った。

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