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かさぶた  作者: Decky
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雨の日の悪夢

私の校舎は新校舎と旧校舎がある。教室でのこともあり、休み時間になると友達のいない私は旧校舎二階のトイレにこもることにしていた。誰にも苛められない楽園を求めて。本日外はどしゃ降り。わたしはトイレのなかで安堵する。10分でもこの場所にいれることが微かな幸せのように感じるのだ。しかしながら、安堵の時間はそう長く続くことはなかった。静寂な場所で、何者かが校舎全体を太鼓のように打ち付けるような音に混じって近づいてきている。その声に耳を傾けると私は自分自身に危険が来ていると察知する。その音は特定の周波数ではなく、複数。N子たちだ。。近くまでやって来たかと思えば、いつの間にか声が聞こえなくなった。ホッと一息着いた束の間、バケツ一杯の水がザバーっと私の真上から降り注がれた。上をみるとN子がわたしを嘲笑しながら、『見~つけた』といいながら、サンポールの液体を振りかけてきた。

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