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4日目-6

 パンフレットを開く。院内方針。

「社会の一員としての患者さんの生活を支え・・ほにゃらら」

「患者さんの自由と、笑顔が、私たちの第1歩です。」


「患者さんの自由」不自由。拘束。閉鎖。薬。鉛筆。ひまわり。「夜、来る?」内緒の耳打ち。聡子ちゃん。


 マスターに、電話した。


「上手くやってるみたいだね。」

笑いながら言う。何だかんだでも、気にしてくれている。いつもなら、気付かなかったかもしれないマスターの言葉がやたらと胸に来る。現実と夢とが交差する、そんな所ににマスターがいた。ここに来て、私はマスターについて知らなかった部分の多くを知った。それでも、電話の向こうのマスターに揺るぎは無い。新しく入って来た情報と、今電話の向こうのマスターの声。

「マスターが男だったら、結婚申し込んだ。」

前と同じ事を言った。色んな事全部包めて、その上でも揺るぎないマスターが好きだった。


「上手くなんて出来てないわ。聡子ちゃんの代わりにはなれないわ。」頭の中では、病棟の病室や、病棟の決まり事や、婦長さん。おばちゃんが、元院長夫人だとか。子供たちの笑顔、声、その空気なんかがクルクルと回り、私の話は中々要点を掴まなかった。

「子供たちに会ってみれば?」

マスターが言った。

「どうやって?」

「元院長夫人に話してごらんよ。」

「話してみる。」



 明日病院に行ったら、まず話してみよう。




 元院長夫人と言うのは茂希さん後妻で、茂希さんとの直接の血の繋がりはありません。マスターの生みのお母様です。ですけど、皆思い合った家族です。







 



 


 









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