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池上巧の史上最高のブレイクタイム

ぴ・ぴ・ぴ・ぽーん






「○×の提供でお送りする池上巧のブレイクタイム。皆様に癒しをお送りするためいや、もうanfangの良さをお送りするためって感じですね!池上巧ががんばるラジオ番組です。はーいやはや余韻覚めやらぬっすよね。俺今回もがんばりましたよ。東京最終公演のチケット…ガチ取りっすよ。毎日神棚に祈ってどうか当たりますように…!!俺の今年の運すべて賭けていいので…!!ってやったら当たったんですよ!!!…まあ席は可もなく不可もなくって感じだったんですけど。ほんっとほんっと皆さんもぜひ生で見てほしいです!リョウさんのかっこよさ、ナツさんの可愛らしさ、アマネさんの麗しさそしてカナンさんの神々しさ!CDでは味わえませんからね!アレンジが今回も面白くて…





はい、こんな感じでanfangの良さをお届けしておりますが!いつもだったら今日のテーマに行くところなのですが、俺実は今日の台本もらってません!えーっとなになに??『今日は池上巧の誕生日特別企画』ということらしいので俺の為にスタッフさんがいろいろ頑張ってくれたみたいなんです。ホントありがたいですね。何がこれから起こるのか俺はまったく知らされていません。今日のテーマもするのかどうだか…あ、するんすね。今紙がスタッフから渡されました。いつもだったら今日のテーマは俺も一緒に決めるんですけど知らなくて…えーとえーと読みます!


PN:天使と女神さんからです!ありがとうございます!

いつも家族で楽しく拝聴しております。か、家族でですか!うれしはずかしいっすね。けどありがたいです。…そして池上さんお誕生日おめでとうございます!ありがとうございます!池上さんの一途にanfangを追いかけているところ、演じられているときの真剣な姿どれもこれも素敵だなと思います。ははは照れます。仮面Xマンの映画も決まりましたしますますのご活躍期待しております。これからもお体には気をつけて頑張ってください。はい!そんな池上さんにお願いしたい役はこれです!



『anfang カナン』


ええええええ、俺が、カナンさん?!いやいやむりっつーかできないっつーかマジで言ってんの?…やれって?…まじかよ…無理ホント無理。まずカナンさんに許可もらって何度も何度も謝罪をしてできるもんだろ?は?許可もらった?何言ってんのかっちゃん(プロデューサー)。巻き入ってるから早くやれ?あとから真偽確かめるからな。

…カナンさんホントすいません!あとから謝罪に伺います!!!

カナンのブレイクタイム。今宵癒しのひと時を過ごしてくれ。」








「○×カナンのブレイクタイム。今日は池上巧の誕生日企画でお送りしている。いつもなら相談コーナーをするがその前に…は?『誕生日企画anfang曲当てゲーム』?!…『俺が曲当てをして全部正解したら素敵なプレゼントをくれる。』なるほど。わかった。…ほんとはわかってないけど(池上トーンでボソッ)では一曲目頼む。」





ギュイーン(ギター音)




「(ピンポーン)13番目の祈り。ファーストアルバム「Nocturne」ヴァージョンだろ?」

『大正解大正解!すごーい!』

「ナツの声…?いつの間に録音したんだ…?『お誕生日企画だからね!』……次」






ざわざわざわ

『いくぜてめーら!』

ドドドドドド(ベースの音)




「(ピンポーン)red fang。ライブ「CROSS LINE」ヴァージョン」

『正解。本当にすごいね』

「アマネ…?『次いくよ』…?わかった。次。」






タラリラタラリラ(ピアノの音)




「(ピンポーン)twilight orion。シングルヴァージョン」

『だいせーかい。』

「…リョウだな。(池上トーン)ありがとうございます。…次」






(吐息音)ほらうみがきみをよんでいる

     ほらきみがぼくをよんでいる






「(ピンポーン)幻-seventh ocean-なんだけど、ちょっと待って。ストップストップ。カナンさんいったんやめます。これ、どのヴァージョン??え、だってライブでもあの時はちょっと違うアレンジ入ってたし『schatz』とはまた違うだろ??…」

『池上巧。正解。』

「へ?!」






ウィーン(何かのカーテンが開く音)

「それでは一曲聴いてくれ。anfangで『幻-seventh ocean-』」






「えーっと、○×提供の池上巧のブレイクタイム!本日は池上巧お誕生日企画ということでanfangがのっとるぞー!」

「「いえーい!」」

「当本人のたっくまんは放心状態でーす。おーい大丈夫??」

「がばっ(立ち上がる音)カナンさん先ほどは大変申し訳ありませんでした!!!あんな拙いマネを…俺は…俺は…」

「いや、面白かった。」

「かっカナンさ・・・!!」

「うんうん!なにしろ天使と女神のお願いだからね!いっやーしかし僕たちがカーテンの後ろから出た瞬間のたっくまんの顔!写メりたかったー!」

「大丈夫。ちゃんとスタッフさんが撮ってくれてるよ。」

「おい、巧。お前せっかく俺たちがお前の一番好きだっつー『幻-seventh ocean-』生で弾いてやったんだぜ?感想ぐらい言えよ。」

「えっ知っててくださったんですか?!ありがとうございます!!感想といいますかもうすいません驚きすぎて頭真っ白で…けどもう感動でした。しかも最初アカペラで始まるとか初めてだったんですけど、カナンさんの声の儚い感じが本当に現れていてとたんに海を思い出しました。正解といったあとから始まるギターの音も違うんですよね。生って凄いですよ。ライブとはまた違うんですよね。響くというか…そこにベースが入ってきてドラムも入ってきてああ、俺今違う世界にいるんだなって。でですね!」

「わかったもういい。言った俺が悪かった。おいナツ次のコーナー行くぞ」

「はーい!『anfangの相談コーナー!』本日はanfangが相談に乗っちゃうよー!ということで本日の相談相手はこちら!池上巧!」

「ええっ俺?!」

「僕たちが相談事聞いてあげるよ?どーぞ」

「いっいいんすか!?ありがとうございます!!えっ相談事…うーん…あーこれ相談していいのでしょうか…」

「なんだっていいぜ?言ってみろよ。」

「ありがとうございます!…俺、本当にanfangが大好きなんですよ。」

「まあ…それはわかるよね。」

「好きすぎて最近やばいんじゃないかと思っていまして。一生尽くして生きたいんですけど俺、こんなのでいいのかなって思ったりしちゃうんです。」

「「「あー…」」」

「まあ最終的に良いかと思ってしまうんですけれど。それほど本当に俺のなかでanfangさんって大切なものだし一緒に生きて生きたいなって。そんな人生どうなんですかね…」

「まあ、人それぞれだしなんともいえないけど…」

「カナン君どう?なんかアドバイス」

「は?」

「お前さっきから何も言ってねえじゃねえか。聞いてたか?」

「池上巧が俺たちのこと好きでいてくれるんだろ?…別に良いじゃねえか。」

「もーカナンてきとー過ぎ!」

「好きなものがあるってとても大事なことだと思う。それをどうしていくかなんて他人が言ったって仕方ねえだろ。好きなら好きでいてくれ。ただし無理はやめろ。」

「はっはい!」

「カナンは最近好きなものたくさんできたもんね~そりゃこんなアドバイスになるか!」

「ナツうるせえ。」

「まあ、人生に正解なんてねえんだし自分のやりたいようにやってみろよ。それで何かに困ったら俺たちに相談しろ。おいしいご飯つきでアドバイスしてやるよ。」

「そうだね。今のところ困っていないんだったら良いんじゃない?幸せなことだよそれ。」

「…そう、ですよね…ですよね…!ありがとうございます。心に刻みます。」

「うんうん!そんなたっくまんにもうひとつプレゼント!」

「へ?!」

「巧、お前仮面Xマン映画化するんだろ?」

「は、はい!ご存知だったんですね!」

「ふふっ、さて、なぜ俺たちが知っているのでしょうか。」

「…えっ、」

「池上巧、そして池上巧のファンへのプレゼントだ。anfang新曲は映画仮面Xマンの主題歌に決定した。それを今回ここで初公開する。」

「…」

「あははは!!たっくまんもう開いた口がふさがらないって感じ!!」

「いやー今日はサプライズ成功しすぎだな。黙ってもらっといてよかったな!よっし今後の参考にすっか!」

「…ぜってえ参考にするな。」

「まあまあ。では巧君が良い感じに驚いているところでいこうか。ぜひお聞きください。anfang新曲『never hello』」






----

「○×提供の池上巧のブレイクタイム。本日は池上巧お誕生日企画ということでanfangがパーソナリティだ。」

「たっくまーんどうだった?」

「…俺、泣いていいですか?」

「おいおいおい、男が泣くんじゃねーよ。」

「だって、俺、anfangさんに俺が出てるドラマの主題歌歌ってもらうことがひとつの夢だったんですよ。それが、こうやって俺、もー!!ありがとうございます…っ!!!」

「お、おい、鼻水たれてんぞ。ティッシュ」

「かっカナンさんが俺にティッシュを!!もうこれは家宝にするしか!!!」

「(どこかで見た展開だな…)まあ、よかったね。夢が叶って」

「なんかアマネが言うとまったくよく聞こえねえんだけど…」

「発売日は来月の14日です!フルは是非買って聴いてみてくださーい。」

「もちろんです!俺今回は5枚買います!いやもっと買わせていただきます!」

「お前がそんなに買ってもな。まあありがとな。」

「まあそんなこんなでいかがでしたか?お誕生日企画。楽しめた?」

「はい!もちろんです!もう俺今までで一番の誕生日でした!」

「俺たちも楽しめたし。まさかラジオで生で弾くことになるとは思わなかったけどな。」

「新鮮で楽しかったよね。カナン君は?」

「…まあ、池上巧の驚いた顔が見れただけでもよかったんじゃねえの。」

「だそーでーす☆それでは池上巧のブレイクタイムパーソナリティはanfangのナツ」

「アマネ」

「リョウ」

「…カナン」

「そして、ゲストはー???」

「池上巧でした!」

「それでは来週まで!」

「「「「おやすみなさい!」」」」

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