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不完全少年


 夕方にもなると大方の場所は回り尽くして、僕は幸福な疲労感の中で寝る場所を探した。直接風の当たる場所は流石に風邪を引いてしまう。さてさてどこで眠ろうかと考えた時、思い浮かんだのはやっぱりあの公園だ。最近の公園には遊具がない。白い人たちはみんな自分達以外の何かのせいにしたい。子供は外で遊ぶのが正しい。でも遊具は危ないからダメ。家の中にいるのはゲームのせい。間違いには気づいてる。間違えたことを認めたくない。幾つか公園を見たけど、大きな滑り台の残っている公園はあそこしかなかった。

 僕は灰色の女の人を思い出す。また会うかな? いいや、きっと会わないだろう。大人は忙しい。父さんと母さんが言ってた。だから毎日夜の公園にやってきて歌を歌う大人なんて滅多にいないはずだ。

 滑り台の下、一番奥に隠れると風は僕のところまで届かない。夜は暗い。僕は青い。

「あれ……?」

 ほんの少し自分の青が水色を混ぜたように見えて、僕は目を凝らした。その時にはもうわからない。

白が混ざっている?

 ありえない。そんなはずはない。だって僕は青であり続けるために家を出たのに。だけど僕にはぞれが気のせいだとはどうしても思えなかった。

 


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