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完全少年


 少しあとに知ったことだが、俺のこれは共感覚性というらしい。ある刺激に対して、本来働かないはずの別の神経が作用することで、音に色がついて見えたり、俺が特定の感情を持っている人間が赤や灰色に見える。

 あのとき俺にとって世界が白かったのは、つまりはただそれだけのことだ。


 足でリズムを取る。彼女を見る。あの頃と変わらない赤い笑みで頷いたのを確認して、俺はギターを鳴らした。

 十三歳のあの日から一日も休まず練習して、もう三十一になって。

 俺はやっとここまでやってきた。

 あとは世界を俺色で染めてやるだけだ。


 さあ、歌おうか。



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