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第二話:嵐のような邂逅

長らくお待たせしました・・・申し訳ないです・・・

個人的な都合で延び延びに・・・。

ではウィザードストライカーズ二話目どうぞ。

目の前で高笑いしている、この狂気にまみれた変人は何なんだろう。


確かマルクスとか言われていたがコイツが尋問したら、


それはそれは恐ろしい地獄絵図が見れそうだな。


「あぁ?何黙ッちャッてんだァ?新人さんよォ・・・・・・」


こんな狂人と一緒に車に乗らなくちゃいけないのか。想像するだけで気が滅入ってくる。


「ほらライアー、さっさと助手席に容疑者を運べ。」


と隊長が急かす。仕方ないのでオッサンを抱え、助手席に少々手荒にぶち込む。


若干強めに助手席のドアをバン!と閉め、ふて腐れたように歩いていく。


「マルクス、俺と運転変われ。お前が運転するとロクな事が無いからな。」


「了解ですぜェ、隊長。」


と言うと、あっさりと運転席を明け渡して後部座席に座った。


こんなのの隣に座らないといけないのか。最悪だ。


「お前が明日ッから俺達のとこへ来る新人かァ・・・・・・。」


とか言ってきたので、


「どうも。」


とだけ言って黙って後部座席に座る。


俺がドアを閉めると間も無く車が発進したが、狂人が乗ってるにしては意外なことに


車内には初対面特有のなんというかあの気まずい感じが漂っている。


マルクスはなんというか不機嫌そうな顔でふんぞりかえっている。


「うぇ・・・どこだぁココ。」


そんな沈黙のまま運転中の車内でオッサンが目覚める。間が悪いオッサンだ。


こんな気まずいムードの中オッサンは黙り込むしかなく、事態は大して進展しなかった。


ああ、面倒だなぁ。そう思いながら後ろ手に手錠でつながれたオッサンと仲良く二人で俯いていると、


「到着したぞ、問題児共。」


と隊長が言うと共に停車。昔は見事だったんだろう古臭い建物の内部、W.S.の基地内車庫だった。


マルクスが停車するとすぐに車から降り、


「さァお話を聞かせてもらおうじゃねェか、オッサン。」


と言ってオッサンを連れて行ってしまった。


「隊長、何ですかあの人は。」


ずっと抱き続けた疑問を投げかける。疑問に思わないはずが無い。思わないほうが不思議だ。


「だから言ったろう。変人と言うか厄介者ばかりなんだよ、03小隊ってのは。基本的には他の隊での不適合者が集まる。」


「ってことは、アレ以上の変人がいたりするんですか!?」


驚きを隠せない。W.S.というのは思ったよりも自由な組織らしい。


「まあ、単純にW.S.には実力さえあれば入れるからな。」


実力さえあればDQNでも入れるのはどうかと思うんだが・・・。


こんなところで明日から働くのかと思うと、なんというか、あきらめムードになってくる。


ああ、俺の社会人生活一体どうなるんだろう。悲しいね。


「ここまで来たんだからついでに顔見せでもしていけ。」


気は進まないがこんな厄介な事は早く済ませることに越した事は無いので、不承不承ながらとりあえず頷いておく。


「だったら着いてこい。」


そう言って歩き出した隊長に着いていく。


無言のまま俯いて階段を上ったり廊下を歩いたり。今着ている服がW.S.の制服ではないから目立ってしょうがないので、気恥ずかしさでさらに俯く。


緊張もあるが、今はそれを押しつぶさんばかりの不安が押し寄せる。


建物の東側の一番端に03部隊の持ち場はあった。


「着いたぞ。」


その声と共にドアが開く。


そうすると中の面々の視線が一斉にこちらに向く。流石にこれは怖いって・・・。


そんな感じで何も発言できずにいると、隊長が


「お前ら!3年ぶりの03配属の例のルーキーだ!」


と、とっても嬉しそうに叫んでくれる隊長殿。色々と驚愕が隠せない。が、とりあえず最初くらいはしっかりやっておかなくては。


「ハハッ・・・。どもども。スタッド・ライアーです。」


と軽い挨拶をしてみる。しっかりやらなくちゃ。とか思っときながら頭が真っ白で何をやったらいいのかわからない。


部屋の中には俺と隊長を含めて7人どんだけ人少ないんだこの部隊・・・。


「君がウワサのの新人ルーキー君ね!あたしはカリンカ・マルレーン!副隊長やってるわ。よろしくぅ!」


と、やたら元気なお姉さんがやたらと元気に挨拶をかましてくる。


この副隊長以外とグラマラスで魅力的じゃないかと、社会人生活にまた夢を馳せ始めようとした刹那、拳が眼前に飛び込んでくる・・・ッ!


完璧に気を抜いていたため額にクリーンヒット。その辺のアニメの主人公みたいに主人公補正はかかってないのでこんなものは避けられるわけがねぇ!


その勢いでそのまんま後ろに転倒。後頭部強打。


ちなみに床の材質はその辺のコンクリートのように硬い、よくワカラン材質である。当然そんな硬度のものに頭を打てば激痛が走り、


「痛ったぁぁぁああ!」


ってなるに決まっている。叫び声を上げずにはいられない。ついでに床の上を頭を抱え、のた打ち回る。


挨拶がわりに顔面ストレートってずいぶん洒落込んでじゃねぇか・・・。


恨みがましい目で。カリンカとか言ったか、そんな名前の副隊長を見上げる。


そうすると至極満足そうな顔で、


「いや~綺麗に決まったね~流石あたしだよ!」


って腰に手を当てて胸を張って嬉しそうな顔で言う。


会って早々から顔面グーパンなんて誰が想像しただろうか。いや、誰も想像できるはずがない。


「おい・・・ッ!バカ何やってんだカリンカッ!」


と、男が血相を変えて出てくる。まともな人間くらい普通にいるよな。よかった


「そんな事してどうすんだ!優位性を見せつけるにはね、時間をかけていたぶって屈服させないと・・・。フフフッ・・・。」


まともな人間なんて居そうにないな・・・。男にだって二言はある。嗚呼・・・お母さん、僕はこんな所でやっていけるのでしょうか・・・。


思わず気が遠くなった・・・。もう嫌だコイツら。

今回なんだか凄い中途半端に切れた気がします。

速攻でうpしますのでご容赦を・・・。

長いこと開けてたブランクを取り返さなくては・・・。

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