塩対応な女の子に告白された話
この世には、触れてはいけない、極力触れない方がいいこと、と言うのが数多く存在する、例えば、大きなもので言うと政治の裏側とか、小さなもので言うと、相手のコンプレックスとか、そう言ったもの。
そして僕が通うこの学園にも、極力触れない方がいいもの…と言うか、存在がいる。
その存在が、今なぜか、僕の隣に座って、こちらをジッと見てくるのだ。
僕「あの~、一体なんのご用でしょうか…紬さん」
綾瀬紬、この少女は学校1番の美少女だと名高いが、同時に学校で1番塩対応な子だとも言われている。
声をかければ軽蔑するような目で見られ、人と会話してる姿なんてほとんど見たことがない、しかし、その可愛さ故、幾千もの男から告白をされてきたらしい、が、もちろん成功した奴など一人もいない。
けれど僕はそんな彼女に好意を抱いたことはなかった、どれだけ顔が良くても、性格が終わっているならば、付き合ってもすぐに破綻するだろう…と僕は思っているから。
紬「…」
僕「あの…どいて貰っても?」
紬「嫌だけど」
彼女は静かにそう言う
口を開かない、聞かないことで有名な彼女が口を開く、もし彼女のファンでもいようものなら、きっと僕はそいつにボコボコにされているだろう。
僕「その、君といると僕が変な目で見られるんだよ」
紬「…どうして?」
僕「どうしてって…君は塩対応なことで有名なはずだろ?なのになんで見ず知らずの僕の隣に座ってこっちを見てくるんだよ、変な噂でもたったらどうする気だ」
紬「……嫌?そう言う噂がたったら」
僕「嫌に決まってる、好きでもない相手と付き合ってる的な噂を立てられたら君だっていやだろ、頼むから早くどこかに行ってくれ」
紬「それじゃあ、なお私はここにいるね」
僕「え、は、な、なんでだよ…」
発言が理解不能すぎる、なんなんだこいつ…
紬「…知ってるかも知れないけど、私ってモテるんだよね」
僕「…知ってるよ」
紬「私を見た男はほぼ確実にに私に惹かれる、少なくとも1度はね、でも君は多分違う、私を見る目が違った」
僕「そうかな」
紬「そうだよ、全然違った、君からは、私を軽蔑するような、そんな今まで感じたことのない視線を感じた」
実際、僕はこいつの噂を聞いたときから嫌な奴だと思って今まで過ごしてきた、何度も言うが、顔がいくら良くても性格が終わってるようじゃ話にならない。
紬「私、欲張りだからさ、手に入れられない物が欲しいんだよね…そしてきっと君は、私じゃ手に入れられない」
僕「…それで?」
紬「だから君が手に入るまで、私は君のそばにいようと思ったの」
僕「最悪だな、良い迷惑だ、2度と近づくな」
紬「…私って、君にとってそんなに魅力がない?」
つぶらな瞳でこっちを見ながら彼女は言った
それに俺は答える
僕「魅力はあるのかもしれない、が、生憎とあんたの悪い噂はたくさん聞いてるもんでな、ゴミのような目線で見られるとか、地球の言葉とは思えない罵倒をされたとか、そう言った話をよく聞くんだよ、一部の奴はそれに魅力を感じるのかも知れないが、そんな奴を魅力的とは普通思えないだろ」
そうだ、おかしいのは僕じゃない、周りの方だ、こんなにも悪い噂が立っていたら、普通は僕のような反応をするだろう。
紬「…でもそう言う噂を聞いても、皆最終的には私に惹かれるんじゃないのかな、だって私って可愛いし」
僕「…可愛いが全てじゃないだろ」
紬「人間、誰しも第一印象は顔だと思うの、だから皆自然と私に惹かれる、定められたことのように、だから初めてだった、君みたいな、心の底から軽蔑した視線をぶつけてきたのは、だから君を惚れさせよう!って、そう思ったの」
僕「惚れた、大好きだ、付き合って欲しい」
紬「う~ん、そこまで薄っぺらい告白だと少し心に来るね、もう少し心籠もった言い方をしてくれない?」
僕「頑張ったが無理だった、悪いな」
適当にそう言ってから僕は続ける
僕「1つ言っておくと、僕は本当にお前と関わるつもりはない、お前がいくら近くに来ようが、話しかけてこようが、一切無視する、俺が惚れるのが先か、お前が折れるのが先か、見物だな」
紬「ふふん、負けないよ?」
そしてこの日から、この綾瀬紬と言う少女に纏わり付かれる生活が始まったのだ。
こんちは、まぁぼちぼち書きます
やる気あるんでここから3日位は多分連続更新出来ます
感想くれるとうれしいです




