罠
これからは水木金で投稿したいですね、出来るかな
「バルガさん達良い人だったな〜、今まではたくさん揶揄ってくるから苦手だったけどこれからは積極的に話しかけてみようかな?」
バルガ達の悪意に気づかず意気揚々と進んでいくユーリ
「魔除けのお守りって凄いなー本当にモンスターに出会わないや、こんなアイテムまでくれるなんて流石ベテラン冒険者だね」
そう、バルガ達は万年Dランクの冒険者ではあるものの長年大きな怪我もなく冒険者をしていられるベテランだった。
中古の魔除けのお守りを手に入れられたのもベテラン故の伝手があったからである。
「ここが二階層、、初めて来たけどあんまり一階層と変わらないんだ」
ユーリは初めてくる二階層に少し期待をしていたが、あまり一階層と変わらないことにがっかりしていた
しかし、変わらないのは見た目だけで実際は、ゴブリンが徒党を組むことが増えたりホーンラビットという魔物が出たりするのだがユーリは魔除けのお守りがあるせいで気づいていない
「えっと、教えてもらったゴブリンの狩場は、、こっちかな」
地図を見ながらどんどんと歩いていき、とうとう狩り部屋の前にたどり着くユーリ
「ここが狩り部屋、、『ベビーリザード召喚』」
「きゅ!」
「今日もよろしくね、ベビーリザード!よし、行こう!」
召喚したベビーリザードと共に狩り部屋に入って行くユーリ
「今日で一気にsp稼ぐぞ!って、なんだこれ!?」
ユーリ達が部屋に入った瞬間大量の小型魔法陣が発生しそこから魔物が続々と出てくるゴブリンにスライムホーンラビット、レッサーウルフまでも姿を現す
その光景を見た瞬間ユーリは気づく、バルガ達に騙されていた事に
「なっ、なに、これ、早く逃げないと!」
ユーリは急ぎ後ろの扉を開けようとするが一切開かない
「あ、開かない、なんで!?開いてくれ!開いて!そうだ、誰か!誰か居ませんか!?助けてください!」
ユーリは必死に開けようとし、開かない事に気付いた後は誰かに助けを求める。
しかし都合よく誰かが居る事はなかった。
「誰か、助けてよ、、」
絞り出すように助けを求めるユーリに救いの声が聞こえる
「きゅきゅーー!!」
「あっ、ベビーリザード?」
「きゅ!きゅきゅ!」
「戦えって?」
「きゅ!」
召喚士は自身の召喚獣が何を言っているのかなんとなく分かる、一般的に召喚獣とどれだけ意思疎通ができるかで召喚士の才能が分かると言われている。
そしてユーリ自身は気付いていないが、ユーリはその能力がずば抜けて高いため人と会話するよりも遥かに高い次元で意思疎通が出来ている。
「わかった、そうだよねあの龍に会うまでは死ねない、死ぬわけにはいかない!ベビーリザード!僕の肩に乗って死角をカバーしろ!」
「きゅ!」
魔物達も先程までは獲物が必死に泣き叫んでいる様を見て痛ぶるつもりでいたが、ベビーリザードのおかげで覚悟を決めたユーリを見て明確に敵と判断し襲いかかって来る。
死闘が続く、ユーリが目の前の敵を斬り払いベビーリザードの一声で死角からの攻撃を避ける。
それを何度も何度も続けて行くうちに不思議な感覚に襲われる急に視界が広くなり、死角がなくなるまるでベビーリザードの視界と自分の視界を同時に見ているかのように360度はっきりと見渡せる。
そこからは動きに無駄が減りベビーリザードの声に一切のラグなく反応できるようになる。
「凄い、これなら勝てる!」
新しい境地に勝ちを確信するユーリ、しかし敵はまだまだ多い上にユーリは剣士ではないまだまだ死の危機を脱した訳ではなかった。
まだ、死闘は続く
「はっ、はっ」
「きゅ!」
「大丈夫!まだ、戦える!」
殆どの魔物を倒したが残り4体のレッサーウルフを倒しきれないユーリ。
体力の消耗と剣士ではないユーリには剣術スキルが無いため、本来三層に出るレッサーウルフを剣で相手取るには厳しい相手だった
「あと少し助けてね、ベビーリザード」
「きゅう!」
「やろう!」
とっくに視界の共有は切れ身体もボロボロなユーリは賭けに出る。
目の前に居るレッサーウルフへ特攻を仕掛け殺し飛びかかってきた2匹目に剣を振るい、3匹目にはベビーリザードが肩から飛びかかって奇襲を仕掛け時間を稼ぐ
しかし2匹目を殺す頃には4匹目が迫りユーリの腕を噛みちぎる
「っってぇぇぇえ!!」
声をあげて痛みを誤魔化しながら腕を食った4匹目を殺し3匹目もベビーリザードのおかげで殺しきる
「はぁ、はぁ、勝った、生き残った。」
「きゅう?」
「大丈夫、低級だけどポーションがあるんだ魔石を拾って帰ろう」
ユーリ君の腕が!バルガ達許すまじ。ですね
ポーションは低級 中級 上級とあり低級は軽い傷口を治したり止血程度には効果的です




