オネエさんに、恋をした♡
「……えっ? 友達として、よね? 」
そう訊くカノジョは、問い掛けというよりも、確認に近い。
……やっぱり、叶わない恋なのだろうか?
「うんん。アナタの事、恋愛対象として、好きなの」
恋愛対象が同性の男性と、恋仲になりたいと願う事は…。
カノジョとの出逢いは、誰かと付き合いたい…でも付き合い方がわからない…というか男心がわからない…という悩みから、如何すればイイのかと思案していると、ニューハーフに相談したいなぁという考えに至り、ニューハーフが勤めそうな店をネットで調べ、其処へ立ち寄ったのが始まりだ。
初めて会って、相談した時はーーそりゃあもう、めちゃくちゃ怒られた。男心をわかってないだの、女ならもっと愛嬌やお洒落、気立てなどを身に付けなさい等…現代の時代に合ってない話を持ち出さないでよっ! と反発すれば、じゃあ如何してアタシに相談しにきたのよっ!? とぐうの音も出ない事を言い返され、黙り込んだのは良い思い出だ。
「……恋愛対象、かぁ…」
ふぅ、と息を吐くカノジョは、とても困った様子だ。なんって答えればイイのか悩んでいる。ーー私を傷付けない断り方を、思案しているのだろう…。
「ちょっ…そんなに真剣に考えないでよっ。酔っ払いの戯言なんだからさ? 」
「っ………でっ…でもっ……」
「……じゃあ…私と、キス出来る? エッチ出来る? 結婚して、生涯を共にできる? 」
「……………」
「……だから………今のは冗談。酒に溺れた哀れな女の、つまらない冗談♡…話を聞いてくれて、有難う…ッ」
泣くなっ…! 泣くなっ…! 泣くなァっっ!!!
無謀な恋だと解っていた。だけど……少しでも…ほんの少しでも、期待してしまった。
カノジョが私に寄り添うのは、私と同じ気持ちだからじゃないか…って。単なるリップサービス、営業スマイルだって事……忘れていた。うんん。考えたくなかった。
この失恋はきっと、必要なモノだった。だって、カノジョと逢ってから私、モテる様になったんだもん。
カノジョに言われた通り、愛嬌やお洒落、気立てをほんの少しだけ、身に付けただけなのにね…?
だから糧にする。それで、とびっきりの良い男とくっ付いて、今度は二人でこの店を訪れるからっ! ……だから…っ、それまでは、この店には来ないね? 未練タラタラの状態だったら、私も苦しいし、カノジョも苦しいもん…。
ちゃんと、気持ちに整理をつけるからっ。
それまでは、バイバイ。
最初は、無謀な恋…それでもアタックをし続けて、なんとか恋仲に発展するというハピエンを描くつもりだったのですが、、、
リアルに描きたいなぁとなり……めちゃくちゃ暗い内容になりました…(´;ω;`)((←⁉️
リアルでは、オカマ・オネエは、考えて…考えて…好きだけど、そーゆう好きじゃないからこそ、その恋心を受け止めてはくれないと思うから……はい…。。(/ _ ; )
実は楽十……【オカマ・オネエ(恋愛対象は男)×女主人公】というカプがめちゃくちゃ好みでしてっ!!!!(*≧∀≦*)❤️❤️❤️❤️❤️
難しい恋愛だとわかっているケドも、男同士の恋愛を求めるオカマ・オネエと、最初は友達感覚だったけど、気付けばそんなカノジョの魅力に惹かれて恋に落ちた女主人公
………はあああぁ……尊いっっ!!!!すっっっごく好き(//∇//)❤️❤️❤️❤️❤️
女を捨てた様な女主人公に呆れつつも、面倒見が良いから、つい女ならこうした方が良いと的確なアドバイスを送るオカマ・オネエ
そんな真摯な対応のカノジョに、女主人公は徐々に惹かれ……今度こそ、ハピエンの話を描きたい❗️(`・ω・´)❤️