卑怯者はただ願う
「しかし砂漠を歩いて見つけろて」
「マルチヴァイバー<マジナッシー>でも持って来いっての」
「おめーあれ死人が出るとか」
「そっら<デスラマジー>だろ」
「マジナッシーは親衛隊でも動かせねえ」
「一騎当千のヴァイバーだぜ」
「何でもござれの異形だっけ」
「そうさ」
5機のヴァイパーが群れて話す・・・・
全員成人男性・・・・
そして全機肩が青く塗られている・・・・
「なんだ」
「ちぃ」
「念導計測レッド」
「自然じゃねー」
「こんなの単機で?」
「おこなえるのか」
「やべーぞ」
シューんと打ちあがる信号念導弾♪
「くくくくく」
「いいねえ」
「クーウサーを満たし溢れる出る念」
「実に御立派!」
砂塵が引いたのち白いマントで・・・
砂山に立ち仁王立ち・・・・
「あったか?」
「ねーな」
「無かったさ10メートルくれーか」
対応できてるのは2機・・・・
「いいねえ」
「実に美味しい」
「構えろ」
「吠えろ」
「チェンジングナウ!」
「ゲマイオンファウルゥゥゥゥ」
赤く目を輝かしマントもVも赤く染まる・・・・
「外れた?」
「卑怯其れがファウルに込めた意さ」
二機のクーウサーは剣と盾を選択・・・・
「卑怯ね」
「確かに」
「やばすぎて」
「「チビリソウだぜ!」」
二機は剣を振るい・・・・
砂の壁を・・・・
俺は針を投擲刺さり抜けない・・・・
「ほーほー」
「ビビってんのはにげろーーー」
「「「ひぃぃぃ」」」
逃げ始める3機・・・・・
二機は其れを契機に砂壁を突き破り・・・
突進し虚像と気が付く・・・
「いねえ」
「ちぃぃぃぃ」
「一」
俺は剣で駒の如く回転し空より飛来し・・・
逃げる者を一機を切り裂く・・・
「ニ」
「三」
其れより早く残る二機に針を切り裂きと同時に・・・・
ドドンと複数爆裂音が・・・・
切り裂いた機体に念を流し込み・・・・
爆発で重なる機体の上に投げる・・・
此れで念が流れるだろう・・・
善きライダーには善きライダーが集う・・・・
善き器に善きライダーが救世主はヒーローの芽は常に・・・・
振り向いた者達は尋ねてくる・・・・
「テメーは何だ?」
残る二機は砂山登りで・・・
無事と・・・・
「救世主を待ち望む」
「ただの一般人さ」
赤き卑怯者と青きまだ芽吹かぬ者・・・・・
そうであれば良いと・・・・
問いに答え・・・・
お読み頂き有難う御座います。