心無き心殺しの策は世を・・・・・
「先ずはお水と飴を」
「後悪いけどそれで我慢してくれ」
「食料は無い」
台を綺麗な透明の台を置き・・・・
人数分のコップそしてポットを置き・・・・
紙に包まれた飴を台中央に・・・・・
「有るわよ」
メイは寝そべるスットビーを見つめ・・・・
ゴージャンの二人を見つめ
「ああ」
「いざの時にヴァイバーに収納されてます」
「携行食料」
二人は答える!
「クッ俺だけかよ!」
「俺だけガァァァ」
「俺は皆から!」
三人が何をと見つめる中・・・・
「少し離れ!」
「地面を叩き」
「まあまあ」
「私の分けてあげるから」
「手を背に優しい言葉を!」
「俺は思わずメイに抱き付く」
「私は許すけど」
「誰か先ずしないようにね」
「ジョー」
「ありがとうメイ」
「分かった約束するよ」
「水美味しいな」
「ええ」
ゴージャンは水を飲み始め・・・・
「仲良いな♪」
「ええ」
「クロウ何です」
「いやーなんでもー」
二人で妖しく見つめ合う・・・・・・
「いひゃい」
「メイは頬をつねり」
「ジョー別にすねた訳じゃないからと」
俺は抱き付きをやめる・・・
「立つと」
「何処迄だっけ?」
「一言も言ってないわよ」
「メイありがと」
「どういたしまして」
「ゴージャンは偽皇帝派が送り込んだ元スパイ」
「イエス?のー?」
二人は見つめ頷き・・・・
クロウが!
「その通りだ」
「そこを突かれる」
「二人がバレターと」
「二人がいない時にメイに」
「メイは伝達者に慌てて付いていき」
「はい捕らわれエロインに」
「ヒロインでしょ?」
「エロインは」
「ヒロインと同じ意味のどっかの言葉で!」
「ガーディとは護導領域」
「つまりヒロインを絶対幸福に導く場所!」
「其れがエロインガーディー」
「私?ヒロイン?」
「つまり妻?」
メイが顔を赤く染める・・・・
「家の為に頑張る人はヒロインなりヒーローだから」
「うんわかってたから」
「ええ当然ね!」
「随分と具体的ですが?」
「おかしいですよ」
「お嬢様が素直に付いていくなんて」
ガロウの言葉に・・・・
「・・・・・・・」
「そうでも無いわよ」
「メイ変に勘が鋭いね」
「お嬢様はさとるのが特技です」
「基本にぶちんなのに妙に冴える時が有るよな!」
「何ヨ!」
「皆で!」
ただ一人シリアスなガロウ・・・・
「お嬢様教えてください」
「・・・・・・・」
メイは考え悩み・・・・
「ジョー」
「俺?」
メイは俺を見つめ・・・・・
「私が正しいなら」
「ミツ・オーノォーは危険」
俺はメイを見つめ・・・・・
「正解で」
「大丈夫だよ」
「彼女は偽皇帝派だけどね」
「此処に居る限りは俺に利用されるだけ!」
俺に皇帝令がどうのと言っていた相手だ・・・・・
「ちょとマテ」
「ミツさんはアオイで何代にわたりの」
「裏切る訳が!」
クロウが怒声気味に・・・・・
メイは諭すように優しく・・・・・
「そうミツが」
「貴方達が偽皇帝派のスパイは秘密にした方が良いと」
「アオイはとうに」
「ただ何故今なのかが」
クロウはメイの言葉に納得し・・・・
メイは俺を見つめ・・・・・
答えろと・・・・・
俺は大丈夫かなーここまで言ってと思いつつ・・・・
「永久皇帝が死んだからだよ」
「そして何故こんな策仕込んだかは」
「永久皇帝を殺すには最適だと」
見栄えの良い所作・・・・
光を操り・・・・・
「本来は少しづつが」
「死んで意気揚々と策を火種を」
「パァーとつけ始めている」
「一つ一つ丁寧につける為のものを」
「お祝いと盛大に」
「敵は居ないと」
「酔いしれ」
「覚めた時には既に遅い」
俺は喋るのを止め見回す・・・・
「後先考えれば永久皇帝は殺さないし」
「ましては世を乱すとは考えなかったんだろう」
「ヴァイスはさ」
「わざわざ己が心を殺して迄に殺しに来るとは」
「しかもものすごーい時間と手間暇を」
「その間殺してた心が今!」
「解放されている」
「俺を解き放った理由は」
「いちゃもんつける為」
「いないのだから」
「捕まえられないし」
「捕まえましたは最悪」
「当然嘘だろで」
「お騒がせを捕まえられればマシ」
「手ぶらは最悪に近いかな」
「ノゾミ姉さんは」
「戻れば」
「いえ今も危険?」
メイは顔色がどんどん悪く・・・・
「今なら大丈夫!」
「タダカツさん居るから」
「俺を差し出せば」
「大丈夫かな」
「彼らは何時でも潰せると」
「思っているし」
俺は出来るだけ明るい声で・・・・
「あ!」
「来た」
「ノゾミさんが」
「ノゾミ姉さんは無事!」
俺は無事だよと伝えつつ・・・・
ノゾミのヴァイバーを招き入れ・・・・・
さて夕餉くいのがしかなーと思うのでした・・・・
お読み頂き有難う御座います。