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テンプレ⑦世界で数人でも異世界者同士は出会う

え~と、黒猫耳少女ノアさんなのですが、相変わらず俺達と目を合わせようとはしないのだが、少し会話に反応するようになったので、ステータスを見せてもらったのですが・・・


ノア

職業 イイジマタカシの奴隷 14歳

LV1

HP20

MP10

STR15

INT8

DEX36

LUK15

スキル 言語理解 アイテムボックス 野生の勘 

称号 転生者


はい?ちょっと待ってね。見逃せない称号があるのですが・・・。

駄女神さんは俺を300年ぶりの転移者って言ってたから、出会うことは無いと思ってたのだけど、異世界人は世界で数人でも何故か出会ってしまうテンプレか?それにしては年齢が14歳はおかしいよな・・・


「ノアは、こことは違う世界の人なの?」俺は聞かずにはいられなかった。


「ニャ・・・私・・人違う」そう言ったノアは、俺の顔をまじまじと見たと思ったら、目を見開いて動きを止め、そして、クンクンと俺の匂いをかぎだした。


「え?えっと、ノア?」俺が動揺しつつされるがままになっていると

「私・・・猫・だった・・・タカシの匂い知ってる・・・。突然・・・人になって、知らない森・・居て捕まった。ビリビリ嫌い・・・逃げるとビリビリされた」


はい。ノアさんの正体が解ってしまいました。うん、9割がた確定。俺、猫好きだったけど恐らくは・・・


「えっと、ノア?森に着く前に道路でトラックにはねられそうになって、俺に捕まえられたりしませんでしたか?」俺がそう言うと「ニャ」と、ノアは頷いた。


やっぱりか~。俺がトラックから助けようとした黒猫さんでした~。うわ~、猫さんここに居るって事は助かってないし~。右腕が無かったのもトラックのせいかもしれないし~。コレってテンプレなのか?

かなり動揺してます。語尾が駄女神になってます。駄目だ・・・。俺のせいで奴隷落ちで、電流であんな生気のない目をしてたなんて耐えられない。とりあえず、俺が買えたのだけは本当に良かった。


「ノア、本当にごめんな。これからは俺が絶対幸せにするから」俺はそう言ってノアを抱き寄せた。

「はぅ~!タカシさんがノアにプロポーズしてる!なんで?どうして?」

「プロポーズじゃない!落ち着けディア!」


と、そんな一幕がありつつ、ディアにも詳しく状況を説明しました。ディアに聞いたところノアは女神を通さずに魂がこちらの世界に来て、獣人に転生したっぽいです。何故14歳かは良く分からない。恐らくは猫としての年齢が、こちらに来た際に獣人としての年齢にって事だと思う。助けようとした黒猫さんは若い猫だったけど、ん~、どうだろう?

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