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テンプレ⑥獣耳で奴隷な少女は強力な前衛です

はい、魔法使いで登録したはずが、何故か職業が魔術師になっていたタカシです。


翌日の朝食のお時間です。現在、駄女神ディアと一緒にシルバーラビットで、黒パンとイノシシ肉スープを食べてます。ゴブリンの討伐報酬で懐が温かくなりましたね。そこで駄女神さんに、ステータスを聞いたら


「え~、皆のアイドル、クロウディアの秘密を知りたいの~。う~ん、ど・う・し・よっかな~。乙女の秘密を知りたがるなんていけないんだぞ~!」とか、ほざいたので、軽くひっぱたいたら「ふぐぅ~」とか言って拗ねてたので


「俺がPTリーダーとして、PTメンバーの一員であるディアは仲間として何ができるか聞いてるんだけど、その質問の答えが、う~ん、どうしよっかな~?って事でいいのか?」と問い詰めた結果、回復魔法全般と光の攻撃魔法が使える事が分かりました。その後「ぶぇぇぇ~~ん、捨てないでぇ~!」と泣き叫ぶ等の些細な騒ぎがあったりしましたが、今は落ち着いています。


そしてディアと2人で街を歩いてるんだけど・・・

「うん、前衛が欲しいな」俺が歩きながら、思っていた事をポツリとこぼす。

「前衛って事は、ムキムキの戦士の人とPT組むの?ちょっと怖いです・・・」と、ディアが言う。


宿屋での件を引きずっているのだろうか、ディアに元気が無い。そこで、ちょうど小物を売っている露店があったので、ディアに似合いそうなネックレスを銀貨一枚で購入してプレゼントしたら

「ぶえぇぇ~ダガジザン~~!」と、また泣いてしまった。



そして現在、機嫌のよくなったディアの希望で腕を組んで歩いてます。そこで先ほどの話の続きをする。

「前衛って言ったら獣耳の奴隷少女がテンプレだ」

「ふぇ?ムキムキの戦士じゃないの?」

「転移したてで、その後に懐が温かくなった転移者が、PTの前衛を欲しがると、何故か獣耳の奴隷少女が仲間になる。そしてすごく強い。それがテンプレだ!」

「むぅ~、やっぱりテンプレってわからないです~」


と、そんな会話をしながら歩いていると、奴隷商に遭遇した。ディアは驚いて目を丸くしている。その奴隷商人は黒いネコ耳を生やした少女を一人だけ連れていて、俺達の方をじっと見ていた。その少女は右腕を欠損しているようで、目には生気が全く感じられない。俺は奴隷商人に聞こえない様に、ディアに小声で聞いた「ディア。部位欠損治せる?」ディアは頷いたので、俺は奴隷商人に声をかけ購入する事になるのだった。


その少女は売れ残りで、最後の一人でしかも右腕が無いという事もあり銀貨5枚との事だった。うん、迷わず値引き交渉もしないでそのまま購入したよ。契約は首に奴隷紋と言うのが付くタイプみたいです。主人に逆らうと電流が流れるそうです。


そして、人気のないところへ移動してディアに頼んで少女の右腕を治したよ。エクストラヒールと言う魔法でした。黒猫耳少女は右腕が治った際、驚いていたが、喜びの表情は見せなかった。その後、服屋さんで彼女の服を銀貨1枚分買いました。俺とディアで選んで4枚買ったよ。ついでに俺の着替えとディアの着替えも購入。こちらも銀貨1枚です。


更に防具屋さんで、黒猫耳少女用に革鎧も金貨1枚で購入したよ。それで、異世界の露店の串焼きは絶対美味しいテンプレなので、彼女が満足するまで食べまくりました。テンプレのオーク肉か?と少し不安でしたが、普通に鶏肉だったよ。ディアもモギュモギュ食べてました。ずっと無口だったんだけど、食べ終えた後に名前を聞いたら「・・・・ノア・・・」と小さい声で教えてくれました。


ノアは、きっと強力な前衛になってくれる事でしょうテンプレだし

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