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虚偽ではなかった

あらかじめ、話を通していた部分もあり、

王家にも利になる事が多かったため、すんなり決まった。

難色を示されたのは、ジィ様の部下たちに爵位を譲る事ぐらいか‥‥

最終的には、今回に関わる相続に関する税の免除も含め承諾された。



決められた事


俺のローリック侯爵、ハイド子爵、ロータス子爵の3つの爵位相続

ただし、ハイド子爵として1年間過ごす。

ローリック侯爵は、1年後に爵位譲渡を発表される。



領地に自主謹慎として叔父が戻っている事にし、

公務を免除させる。

それが、俺の代になっても維持される。


その他の爵位に関しては、一族以外の者が継ぐことの了承。


ダイアナの死は公表しない。

‥‥‥まぁ、死んでないけど


今代は、ローリック家に働きかけられるのはエドワルドのみ。

王の命令権はない。


魔石の上納は取りやめ。

ただし、希望があれば優先的に販売する。


俺の魔道具の上納‥‥‥の取りやめ。

知らなかったが、俺が作った魔道具は毎年王家に献上されていたらしい。

こちらも希望があれば、優先的に販売。


個人的にエドワルドとマルセーヌには贈る事は、約束させられた。


新しい道具を率先して試してくれるらしい。

使用感のレポートを提出させるのが条件だ。

彼らは魔力も多いので、色々と試せるだろう‥‥


ジイ様の親の代までの王家とローリック家の関係に戻し、

内政には関わらない。

魔の森を守護し、有事の際のみ招集に答える。

公式行事の参加も強制しない。


王家からすれば、損害が少ない決定事項だっただろう。


先代王とジィ様が仲の良かった為に行われ始めた魔石の上納。

取りやめは痛いだろうが、

もともと口約束の「良い魔石が手に入ったらやるよ」から始まったのだから

書面にさえ、していない約束事だったようだ。

俺の魔道具に関しても叔父が、外交の手土産に持っていた事から始まったらしい


‥‥‥本当に、欲がないのか??

叔父は、何か考えがあったのかもしれないが、

その考え以上に国に利益を与えていたんだろうなぁ



あとエドワルド個人への

暗部の5年間貸し出し。これは王都にいる組織のみに有効。

ローリック家が主であるが、命令系統も含め預ける。

近いうちに暗部の主人となる弟との顔合わせを約束した。

5年後については、俺に決定権はないので弟にまかせる。


大まかには、これぐらいか‥‥

爵位譲渡の書類に関しては、その場で署名をもらい

他の細かな契約は、執事のワトソンが代行することになる。

署名が必要であれば転送魔法陣を使えば良い。


間に昼食を挟みながら

精力的に必要事項を決めていった。


午前から始まり、お茶の時間にやっと終わりとなった。


時には討論をしながら決めた事柄。

終わったら、一気に疲れが出た。


晩餐にも招待されたが、早々に帰宅することにした。


母はすでに帰宅していたが、乗っていた馬車は、そのまま残されていた。


大きな仕事を終え、自宅に帰ると


そこには‥‥‥


母と団長クラスの騎士たちがお茶していた


誰が母を送るかでケンカになりそうだったので、皆で送ってきたらしい


うん。母がもてていたのは自称ではなかったらしい‥‥‥




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