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夢と現実のはざま

幼い頃に繰り返し見た夢

夢の中で、夢とわかる。


部屋、ベッド、布団全てが白い世界。

重く、動かない小さな身体。

鈍い痛みが続き、息をするのも苦しい。


メイドなのか?不思議な白い服を着た女の人は、

話しかけてくれたり、

身体の向きを変えてくれる。


何も出来ない。


ただ、そこに存在するだけ。


ごくたまにくる男女が、ベッドの横に腰を掛け

泣いて謝ってくる


謝るより、笑ってほしい。

楽しい話をしてほしい。


何に謝罪しているのか??


見るのも辛いと言うなら、来なければ良いのに??



そんな俺?の唯一の楽しみは

箱の中で、青い雪ダルマが取り出す

色々な魔道具

周りを幸せにする道具たち


欲しい‥‥‥


あの魔道具、が欲しい‥‥‥


みんなを幸せにしたい。





眼を開けると

久しぶりに訪れたローリック家のタウンハウスの天井。



何を目指すのか?


何が欲しいのか??


家族の笑顔が欲しい。


自由に外を飛び回れる身体が欲しい。


夢の中の自分は、

ただ、それだけだった。




夢から覚めた俺は、その2つは手元にある。


では、次は


青い雪ダルマのポケットがあったら‥‥‥


どこにでも行けるドアがあったら‥‥‥


空を飛べる羽があれば‥‥‥‥



作れるだろうか??


作れているだろうか?


みなを笑顔に出来る道具を





幸せだ。

外に自由に出れる自分の身体。

厳しいながら、愛情をたっぷりと掛けてくれる両親。


贅沢だな


どんどん欲が深くなる。


いま望むのは

愛する人を手にするための地位、権力。


それを望むことも許された。


得るための義務が存在する。


何を逃げていたんだろう??


何も持っていなかった夢の中の自分。


誰からも期待されず、存在する事だけを望まれた自分。



なんて、贅沢になったんだろう‥‥‥


自分で考え、行動できる身体。

サポートしてくれる家族も、愛する人すらいる。


幸せ


逃してなるものか。何一つ


手元にある全てを手に入れる!!


夢の中の自分が


夢に見ることさえ出来なかった自分が、今ここにいる。


ありがとう!!


思い出させてくれた。


夢に感謝を込めた。




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