知性が見える
「私の名前はミルモ。ちょっと勝手だけど、君達に名前付けさせてもらったよ?一応幼名として付けたから。あ、気に入らなかったら後々自分で付け直して頂戴。ただし、次付けたら名前は変えられないから気をつけて付け直してね?」
「「「………………………………」」」
「……………………………」
あぅれ?
おっかしいな?
名前付きは知性持ってるはず何だけど
失敗?
はっ、まさか言葉が通じてない!?牛だからやっぱり“メー”とか“モー”じゃなきゃダメなのかな
「…………おい、お前何変なことしてんだ?」
ハァ、幻聴まで聞こえ始めたしダ「おい聞いてるか?」
んっ?
んんっ!?
牛若が喋った……………喋ったよ……よかった
感動してたら、「早くしろ」っとせかされてしまった…………
はいはい、説明しますよ~
「わからん、だけど腹足しになる」と牛若
「へぇ、そうすれば大きくなれるんだ」と納得してくれたヨハン
「ママのミルクおいしいのに……」と残念そうなシエル
「いつまでも飲めるわけじゃないんだから、ヤガママはダメだよ、それに大きくなれなくてもいいの?」
「…………ヤダ」
その一言が決定的だったのか、シエルは納得してくれた
さすがに背は気にしていたらしい
背の順は
ヨハン>牛若>私>シエル
つい最近生まれた私にまで負けてしまってるから悔しいのはわかる。けど、品種的な事だからあまり気にしなくてもいい気がする。男の子だから気にしちゃうのかな?
その後、私達はお互いの話をしあって、日のくれた頃にそれぞれの親元に帰って行った。
◎今日の反省
・名前を付ければ知性は宿る
ありがとうございました




