寂しい夜は
窓の外は雨。
世界という鍋に蓋をかぶせる雲。星も月も、今日は見えない。
夜が更け、静寂が訪れる。
皆が明日を想いながら、或いは明日を恨みながら今日という日に幕を下ろす。
私はこの時が嫌いではない。
外のことを考えなくていい。その分、思考を、感性を巡らせることができるから。
たとえこの身体は外にいなくても、私の心はどこへでもいける。
思索の海に。
感性の森に。
それは無限で夢幻の旅だから。
でもたまには誰かと、世界と
君と関わりたくなる。
寂しさがそうさせるのか、本能がそうさせるのか。
それはわからない。
ある意味そうであってそうでないのだと思う。
こんな、虫の鳴く声と生暖かい空気と静けさが支配するこんな夜は
君と話がするのがいいかもしれない。
対面でなくても構わない。
でも、君でないといけないんだ。
君がこの空気を同じように感じていればソレで十分なのだから。
広い空、夜のしじま、世界を覆い尽くす闇。
私たちの一日はまだまだ終わらない。
なんだか訳の分からない感じになりました(^_^;) もう少し風景描写がうまく出来るようにガンバリマス。でもこんな何もない夜って一人になりたくもあり、誰かと話したくもなりますよね。