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東方畢竟郷〜博麗の願い〜  作者: 白玉楼の下僕
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東方畢竟郷〜博麗の願い〜

はじめまして!白玉楼の下僕と申します。

なんか最近とにかくいろんな事をやってみたいな〜…とか思ってたらLINEの周りの人達が小説書いてたので面白そうだと思い!初めて小説を書きました!しかも初投稿です!うん!実感湧かない!

半年ほど前に東方にハマってしまってからというもの、学校でも家でもいろんなオリジナルストーリーを考えるようになりました。

それが小説に出来るなんて夢のようで未だに信じられないです。

行く行くは動画にもしたいな〜とか思って見たり…画力がまだまだですがw

何度も言うようですが、初投稿なので表現が間違ってたり、誤字・脱字なども稀にあるかと思いますが、暖かい目で見てやってください(~_~;)

_______________



「今日もいい天気ね…最近は大きな異変も起こらないし、平和すぎて欠伸すらでないわ。」


博麗神社にポツンと一人、茶を啜りながら霊夢は座って独り言を言っていった。


「…まあ…こういう時が一番の幸せなんだろうな…きっと……って何言ってんだろあたし…」


霊夢は自分で自分に呆れて、クスクス笑った。


そうするとほぼ同時に、雲の隙間から彼女を目掛けて日光が挿した。


「うわ…まっぶっしーなーもう…痛いくらいだわ。」


その光の柱の中から、小さな影が霊夢目掛けて近づいてきた。


「……ん?あれは…?」


次の瞬間、影は凄い勢いで霊夢に突っ込んできた。


座っていた霊夢は影を抱きながら障子をぶち破り、後ろに転げていった。


寝たままの姿勢で、霊夢は形相を変えて怒鳴った。


「いっ………たいわね!いきなりなにすんの……よ……」


霊夢はその影の顔を見て、怒りの気持ちは直ぐに無くなり、心配に変わった。


「魔理……沙?」


影の正体は魔理沙だった。


魔理沙だとわかった次の瞬間に霊夢は絶句した。


ついさっきまで泣いていたのであろう、泣き腫らした目…


恐らく寝れてないのであろう目元のクマ…


霊夢は魔理沙の目を見ればどういう心境なのかは全てわかった。


だが腑に落ちない事が一つ…


何が魔理沙をここまで苦しめているのかということだ。


霊夢は起き上がり、いつもとは違う、優しさの入った声で


「…どうしたのよ魔理沙?あんたが泣くなんて珍しいことも…」


「……霊夢…ちょっと相談があるんだ…」


霊夢の言葉を遮り、苦し紛れに喉から出てきたのであろう魔理沙からの第一声はそれだった。


霊夢はそれを聞いた時、驚きを隠せなかった。


今まで一緒に過ごしてきた仲だが、彼女からの相談を受けるのは初めてだったからだ。


「あ…あんた…冗談でしょ?あんたが相談って…しかもなんでよりによって私に?」


相当重要な事だということはわかる。


だが何故自分なのか…


………………


魔理沙も霊夢も黙り込んだ。


無音の虚空が、二人の間にしばらく続いた。


取り敢えずその状況を打開しようと、霊夢は魔理沙の顔に手を当て、こう言った。


「…まあいいわ。聞いて欲しけりゃ幾らでも聞くわよ。何が出来るかはわかんないけど…」


「……ごめん…いきなり……」


魔理沙は顔に当てられた霊夢の手に自分の手に重ねた。


魔理沙の手は弱々しく、しかし確実に震えていた。


それを感じ取った霊夢は魔理沙の顔に当てていた手を、魔理沙の手へと移した。


そして強く握り、二人の膝の間に置いた。


二人はそのまま、少しの時間止まったままだった。



______数分後______


「さてと…そろそろ大丈夫かしら?」


切って出たのはまた霊夢だった。


「ああ…ありがとな、お陰で少し落ち着いたぜ」


先程まで震えていた魔理沙の手は、もうすっかりいつも通りになっていた。


「それじゃあ聞かせてもらうわね…一体何があったの?」


表情を変え、いつも異変に行く時と同じような、真剣な顔つきで聞いた。


「…実は昨日…これが私の家に…」


魔理沙は帽子の中から、小さな封筒を出した。


「これは…何?手紙?」


魔理沙は答えた。



…実家の親からの手紙だ…





東方畢竟郷第一話

〜魔理沙の涙と一通の手紙〜


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___A guilty conscience and decision___

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