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第58話「ケレマvsガーマ」


ケレマ「…」

ガーマ「っ…」

ガーマ「"金打"」


右手はケレマとぶつかっている剣で塞がっている。

だが左手で高熱の剣を生成しケレマに向ける


ケレマ「!」


剣を振ると、ケレマは間一髪で避けたが左頬を少し斬られてしまう


ケレマ「っ………!」

トウナ「ケレマ!」

ケレマ「大丈夫!!」

ガーマ「喋ってる暇あんのか…………!?」


ケレマの腰辺りを思い切り蹴る


ケレマ「いっ………!!」

トウナ(あの人の動き…速い………)

トウナ(まさか契約者………!?)

ケレマ(速い上に力強い……!)

ケレマ(見えるのに反応しきれない……!)

ガーマ「食っちゃ寝で鈍ったか?」

ケレマ「…まだ対等に戦えたことないだろ」

ガーマ「……ヴェルさんにダサいとこ見せるわけにはいかねぇんだよ」

ケレマ「…好きなのか?」

ガーマ「………あの人は俺の星だ」

ガーマ「星は綺麗に輝く…どれだけ遠くても永遠に」

ガーマ「手が届かなくても…見つめるだけで安らぐんだよ………」

ガーマ「だからケレマ………」

ガーマ「俺を…立ててくれよ………」

ケレマ「…ごめん」

ケレマ「どんな理由でも…お前はムカつく」

ガーマ「……………」

ケレマ「……………」


お互い3歩ほど後ろに下がる

だがお互い目を離すことはない


トウナ「…」

トウナ(ケレマ………どうか…………)


2人が同時にお互いに向けて飛び出す


トウナ「帰ろう……………!!!」


だがガーマの視線はトウナの方を向いている。ケレマはその視線を見逃さなかった

突然方向を変えトウナの方へと向かっていくがケレマがタックルをしガーマを吹っ飛ばす


ガーマ「うぐ………っ!!!」


ガーマは右足で踏み込み、そのまま右の大振りで殴る

だがケレマは黒いエネルギーを痣のように纏って防いでいた


ガーマ「……またそれか」

ケレマ「"黒纏(こくてん)"」


片腕だったその痣が両腕に移ると、ケレマの両腕は黒く染まる


トウナ「ケレマ………」

ケレマ「ゆっくりしてろ、な?」

トウナ「う、うん…」

ガーマ「ケレマ………」

ガーマ「…お前は何なんだ」

ケレマ「……その質問、ずっと考えてたんだ」

ケレマ「決まったよ」

ガーマ「何だ?」

ケレマ「オレは騎士団!ケレマ・サーガストだ!!!」

ケレマ「それだけは変わらない!!!たとえオレが死んだ後もな!!!」

ガーマ「……そうか」

ガーマ「もっと聴かせろよ」

ケレマ「…考える時間は欲しいけど」

ガーマ「俺は今からその女を殺す」


ケレマはすかさず飛び出す


ケレマ「させない………!」

トウナ「ケレマ!!」

ガーマ「"熱成(ねっしょう)"」


そう唱えた瞬間、高熱と共にガーマの両腕が溶鉱炉の熱の光のように輝き始める


ケレマ「"黒斬り"…………!!」


ケレマの一振りを両手で掴み防ぐ


ケレマ(何だ………!?)

ケレマ(腕から熱気が………!!)

ガーマ「…妙な魔法を使うのはお前だけじゃない」

ガーマ「俺だって契約者なんだよ」


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