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夢の歌

作者: 市宵 千機

夢を見た


ああ 僕は夢を見た


果てしない道の先のその先に


明るいものが何も無くとも


夢を見た


そうだ 僕は夢を見た


あの日の夜空に身を焼かれたのだ



   目が回る 憧れは遠く


   頭が眩む 炎の熱さ


   弱い心が 焦がれ焦がれつ


   もがき苦しみ 見上げる天井



僕は目覚めた 月に照らされて


道を示すのはただ一つだった


僕は目覚めた 月の光で


道を示すのはただ一つ



   夢を見た


   ああ 僕は夢を見た


   一歩また一歩 踏み出すほどに


   遠ざかること 知っているけれど


   夢を見た


   ああ 夢を見たのだ!


   長く短い暗闇の先に


   明るいものがあると信じて


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― 新着の感想 ―
果てしない道のりの夢、けれど目覚めたときの月の光に導かれるような描写が、印象的です。 「夢」を見ること、それはその道の先に、明るいものがあると信じることでもあって。前向きなラストが心に残りました。読…
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