【映画】ベルサイユのばらの感想(ネタバレ有り)
受験明け、一番楽しみにしていた映画「ベルサイユのばら」がやっと劇場で見れて感激でございました……!
大好きなMAPPA制作で、澤野弘之さん、その他豪華声優陣……絶対凄い! と期待しておりました。
一部「あれは昔のベルばらじゃあない」なんて言う感想を見かけましたが、実際見たら本当に素晴らしくて、序盤で「今の作画でベルばらが動いている……!」と泣きかけましたし、終盤は情緒不安定になるほどボロ泣きしました。
私が初めてベルばらに出会ったときは小学四年生の時でした。
親がベルばら好きでしたので借りて読み直していた時に読んだのです。
舞台がフランス革命だときき、歴史に興味があったので予備知識無しに読んだもので、主人公が途中までアントワネット様と勘違いしていた、という良くない読み方をしておりました……(笑)
自分が当時興味あったのは何よりアントワネット様の人生でしたので、印象に残っているのはアントワネット様の描写のほうが多いです。
逆にオスカルアンドレの恋が全然刺さらなくてベルばらという作品を全く理解できていなかったんですよね……。
ただ、アントワネット様が処刑シーンでの毅然とした態度に惚れて、でも最後にアントワネット様のお子様が自身のお母様を覚えてなくてけなしている……という皮肉なエピソードも好きで……。
そういう方面でベルばらが大好きでした。
あと刺さらなかったのはただ単に自身が理解力が乏しい上に共感性も無かったからだと思います。
そんな私ですが、今回の映画で最後のオスカルとアンドレの……関係に……ひたすら涙を……と。あんなにぐちゃぐちゃに泣いたのが初めてでして……。
映画を見たら最後お涙頂戴シーンでもないてしまうちょろい人間なのですが、あれはそれに比にならないぐらい嗚咽が止めらなくて、辛くてしんどくて苦しくてでも美しくて……もう何と言ったらいいんだ……とエンドロールまで鼻をすすっていました。
今でも書きながら思い出すと涙が溢れてきます。
映画でのラストシーンを良いなと思ってもこれほど引きずることは今までなかったので……原作で知っていたはずなのに……気持ちに折り合いがつけられていません……。
終盤はこのように素晴らしいのですが、序盤は尺が足らないのでダイジェスト版っぽくはありました。
ただ、ちゃんとキャラを一瞬でも出してくださることが、今の作画でも見れることが、何より感激でした。
初見で見るには見れると思うのですが、原作知っていないと細かいところはわからないため展開が早く感じてしまうのでは……? と思います。
でもよくよく調べると初見さんでもベルばらハマった! という方もいらっしゃるので初見さんにも優しい映画らしいです。
そうと聞けば、二回目見に行きたいですし、ハマらせたいので友人引き連れて見に行きたいものですね(笑)
そして、映画の展開がミュージカル調で、当初はびっくりしたのですが……何より声優さんが歌唱力高くて感動しました。
皆様素敵なのですが、特にオスカル役の沢城みゆきさんが好きでして、個人曲だと「Child of Mars」が一番好きです……!
憂いを断ち切って決心を歌い上げる……そんなものを完璧に表現してくださって……映画館で聴いた時の心の発狂度がすごかったです。
個人的にCV沢城みゆきと聴いてから余計期待アゲアゲしていったのですが、やはり良かったですね……。
アントワネット様の声優さん、平野綾さんも、あんなに可愛らしい声から女王らしい威厳のある声まで表現幅が広くて「いやすっっご」となりました。
声優さんは偉大……。
何より、音響が素敵で、あの重低音がやはり映画館でしか味わえない良さで、そして何よりあの曲調……さすが澤野弘之さんでございます。
私個人としてはいつも澤野弘之さんの曲に泣かせられているのでもうぴったしでした。
(例えば、BGM以外で言うとEveのprayやBLEACHの最果てやReaperなど)
そんな、凄いよすごすぎるよ!! というテンションで見始め、最後はボロ泣きし……そうして泣きつかれて劇場を出るときには半分無心の状態になっておりました。
もう感情が渋滞して、上手く表現できませんし、あの二人のことを言葉だけで表現できるわけがないのですが、とにかく良かった……としか言えない語彙力しかなくて……。
ベルばらが心に突き刺さって全然取れてくれないのです。
そういやエンディングの絢香さんの曲も良かったです。
背景に歴史が説明されるのも良かったです……。
自身が最初に衝撃を受けたアントワネット様の処刑シーンはなくて、オスカルアンドレで終わるのもそれはそれで美しかったです。
無駄な他キャラをいれるよりあの二人中心で進めてくださって……それでも、他キャラをちょこっと登場させてヲタクを感激させてきて……映画製作に携わった方々に感謝しかありません……!
家に帰って作中の曲を聞きながらパンフをめくって映画のことを思い出すのも良い時間です。
本当にこれだけ震える映画が初めてでして、二回目見に行きたい……と癖になってしまいます。しかしながら、二回目もどうせもっと泣いてしまうので……精神的に大丈夫なのでしょうか……。
パンフレットを読みながらこうしてエッセイを書いているのも素敵な時間ですが、思い出すたびにメンタルがゴリゴリ削られるという……。
漫画や小説、映画などでそれなりに泣く経験はしてきましたが、これほど衝撃を引きずるなんて思わず……しかも原作読んでいたのに更に衝撃を負うとは……。
それでも、原作を読み直して二回目見に行きたいものですね……。
全人類に見ていただきたい映画です。
お読みいただきありがとうございました。
感情が整理できたらおすすめエッセイの方でも書きたいですね……。
今でも震えが止まらない……。
どうでもいいですが、グッズのほうがほぼほぼ完売。じゃあPOPUP行くかと考えましたが、そちらの方も完売が多いらしいですね……全国のベルばらファン凄い……。
もっと映画がロングランになってくれますように。




