表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕たちが出来ること  作者: 環流 虹向
自身の正義
96/174

桜火

あの後、みんなでネットを使って2人の事を調べた。


本当に一ヶ月でSNSのフォロワーを200万人を稼いだそうで、今も順調に数を増やしているそう。


それほどなぜ人気なのかというと、その2人が開いている相談窓口とコミュニティ特にたくさんの注目を集めている。


フォロワーから、『らみさん』と呼ばれている新見あらみ さきさんはこの記事からすると、元は自殺志願者だってけれどある出会いをキッカケに思い止まった事があり、私もそういう存在でありたいという事だった。

どんな悩みも人を苦しめている事には変わらない、だから私にその苦しみを分けて欲しいと語っている。


そして、『りょた』と呼ばれている信大しんだい 凌太りょうたさんは、1人で過ごしたくない夜を誰か気が合う人と過ごせるようにフォロワー内でマッチングをしているという。

人はやはり1人であると悩み苦しみ思いつめてしまう、そんな時間を少しでも無くす手伝いがしたいと語っている。


その2人の活動がネット内で話題になり、今までに無かったサービスでAIでもないのに的確すぎて最高と感激している人がたくさんいる。


2人それぞれの思いが書かれたネット記事を見て、4人でまた無言になってしまう。


頭「…やっぱり、優しさはあるのね。良かった。」


世永「けど…、人“だけ”って言うのも考えものだね。」


「「…。」」


SNSで載せている写真を見ると、

夜の街で艶っぽい服装でとてもダンディでセクシーな感じで撮られているものや、廃墟の空虚な中あまり見たことがない花を一輪持ち、それを軸にポーズをとっていて何か1つでもバランスが崩れると無くなってしまいそうな繊細な雰囲気の写真などがあった。


その下には、それぞれの思いを綴った文が書いてあり、書いた人によって『RAMMY』『RYOTT』と書いてあった。

多分ここから愛称が出来たんだろうと想定する。


その写真と文字の雰囲気が、ちゃんと会ったこともない2人だったけれどとても合っているように感じてしまった。


樂「…どうする。」


虎雅「…。」


世永「で、でも葵煌は500万で犬太は200万だよ?数的には…」


樂「2人は2、3年前からやってそれだ。この2人の布教の仕方はえぐい。」


頭「花火になるか、桜になるかの違いよ。大丈夫。」


かしらの言葉に僕たちはハッとする。


世永「そ…だね!雑誌配る前にみんなに伝えないと…」


頭「すぐじゃなくて良いわ。せっかくみんなが頑張って作ったものなの、いらない感情は与えては駄目。」


世永「…わかった。じゃあみんな楽しんでもらった後、この屋敷に集まってもらう事にするよ。」


頭「ありがとう。」


せいさんは、ガリガリと残っていたラムネを食べ始めた。


樂はまた2人の情報を集め始め、かしらは8Keyの特集記事を読み返し始めた。


樂「お前、死にたいぐらいの悩みあるか?」


樂はRAMMYさんの質問箱を開き、何か打とうとしてた。


虎雅「悩みはあるけど、死んだら終わりだからなぁ。」


樂「…そうか。」


樂はそう言って何か打ち始め、しばらくすると携帯をしまった。


虎雅「送ったの?」


樂「捨てアカでな。」


世永「え!?送ったの?」


樂「咲さんの方は、会ったりする必要ないからいいだろ。」


世永「まあ…、それなら。」


頭「先走りし過ぎても仕方がない事もあるから、私たちは私たちが出来ることをやっていきましょう。」


雑誌を開きながら、かしらはそう言ってくれた。


かしらが言う通り、咲さんと凌太さんの動きは僕たちが止められるものではない。

だからそれ以上に僕たちがみんなにこの日本、地球という箱庭のために出来ることを発信していこう。


これは1人だけでは解決できない。

これからもっとたくさんの人に、僕たちの活動を知ってもらえるように改めて考え直す事にした。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ