表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕たちが出来ること  作者: 環流 虹向
華宮屋敷
29/174

同類

「腹も落ち着いたし、みんなで鬼ごっこだー!」


せいさんは、着物からジャージに着替えて部屋に戻ってきた。


虎雅「誰が鬼ですか?」


世永「3人全員が鬼に決まってるじゃーん。」


ルール知らないのかな?


樂「俺は誰?」


世永「俺だよ。虎雅は樂を捕まえる。俺は虎雅を捕まえる。」


ぎゅっとハグされる。

せいさんは時々距離感がバグる時がある。


世永「虎雅はちょっとのろまだから、隠れるハンデありね。樂を捕まえるために道具あったら使ってもいいよ。」


虎雅「でも、せいさんに捕まったらアウトなんですね?出来るかな。」


世永「まあ手加減はするよ。自我穿通しながら走ると普段より早く動けるからそれの練習ね。」


虎雅「わかりました!」


世永「じゃあ、通り道の襖は全部開けとく事。範囲はこの屋敷全体。終わるのは日暮れか、 二人捕まるまで。一番最初に捕まった人はまるちゃんに恋文ぎっしり30枚、愛を綴って手渡しだよ。」


それはきつい。

絶対的不利だけど、この罰ゲームは受けたくない。


とりあえず、最初の一人にならないように頑張ろう。


世永「じゃあ、俺が屋敷中の襖開けてくるからそれ終わったら開始ね。鐘一回鳴らすからよく聞いといてね。」


3人それぞれ思う方向に分かれる。

僕は最初何をしよう。

樂は僕より早くて強い。

足止めできる何かをしないといけない。


でも、隠れながらそんな事できるのだろうか。


僕は考えて、災獣園に行くことにした。

杏さんに会いに行く。


樂は僕とせいさんが杏さんと話している時、少し嫌な顔してた。

もし、それがそうならば樂自身が近寄ってくるかもしれない。


虎雅「杏さん!」


杏「あ!さっきぶりです。忘れ物ですか?」


虎雅「いえ、実は頼み事があって。」


杏「はい。何でしょう?」


[コォォォオォォオン…]


鐘が一度鳴る。


虎雅「あ!ちょっと隠れます!」


僕は凶妖まみれの小屋の中に身を潜める。

隠れた瞬間、ガラッと扉が開く。


世永「あれ?声した気がしたんだけどなぁ…。杏ちゃん、虎雅知らない?」


杏「虎雅さんなら、ここの庭突っ切ってどこか行きましたよ。また鬼ごっこしてるんですか?」


世永「そう!罰ゲームはまるちゃんに恋文手渡し!」


杏「あっ…、そうなんですね。様子を見ると樂さんが世永さん追ってるみたいですね。」


ドカドカと足音がしてる。

きっとあの足音は樂だろう。


世永「そうそう。あんなに音立てたらわかっちゃうよね。もう少し頭使って欲しいよ。」


杏「そうですかね…?意外と頭使ってるかもしれませんよ?」


世永「そうかなー?」


樂「そうだ。」


世永「わぁ!気配消せるようになったんだ!足音は?」


樂「強弱つけて出してた。」


世永「なるほどなぁ、俺、感激だよー。樂は筋肉だけだと思ってたもん。」


樂「はぁ?」


せいさんは樂から逃げるために庭の方に行って外に逃げていった。

それを樂は追っていく。


危ない、危ない。

樂がせいさん捕まえてくれれば面白いだけどな。


杏「もう大丈夫ですよ。」


虎雅「ありがとうございます。」


杏「それで頼み事って何でしょう?」


虎雅「それが…」


僕が考えた案を杏さんに伝える。


杏「なるほど。でももっといい考えがあるんですけどどうです?」


虎雅「えっ?」


杏さんは僕に耳打ちする。

この人優しい顔してそうとう計算高い人なんだ。

やっぱりせいさんの周りにいる人はだいぶ、ぶっ飛んでる。


杏「どうします?」


虎雅「やり…ます。」


杏「やった!楽しみですー。」


杏さんは笑顔で準備を始める。

僕は隠れつつそれを手伝った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ